ピンク・フロイドが使用したコンソール、2億円で落札
ピンク・フロイドの『Dark Side Of The Moon(狂気)』(1973年)が制作されたときに使われたアビー・ロード・スタジオのコンソール(EMI TG12345 MK IV)がオークションに出品され、180万ドル(約2億円)で落札されたそうだ。
◆ピンク・フロイド画像
このコンソールは1971~1983年、アビー・ロード・スタジオのスタジオ2内で使用され、ピンク・フロイドほか、ポール・マッカートニー&ウイングス、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター、ケイト・ブッシュらの作品の制作でも駆使された。
いまでも使用可能な状態で、70万ドル(約7,800万円)の落札価格が予想されていたが、それを大きく上回った。
アビー・ロード・スタジオとEMIのエンジニアのコラボレーションで誕生したTG12345 MK IVは2台しか製造されておらず、もう1台はスタジオ3で使用された後、スタジオ1に移動し、現在は、オーストリアにあるPrime Studiosで使われているそうだ。
今回売りに出されたものは、ザ・キュアー、マニック・ストリート・プリチャーズなどの作品で知られるプロデューサーのMike Hedgesが1983年にアビー・ロード・スタジオから購入したもので、新しいオーナーの身元は明かされていない。
Ako Suzuki
この記事の関連情報
ロジャー・ウォーターズ、「Wish You Were Here」は「ギルモアのリフを聴いて1時間で完成した」
ロジャー・ウォーターズ、パレスチナの平和を願い教会で「Wish You Were Here」を演奏
プラネタリウム・ショー「ピンク・フロイド/The Dark Side Of The Moon」爆音上映決定
デイヴィッド・カヴァデール、デイヴ・ギルモアから驚きの質問「僕はホワイトスネイクに加入するのか?」
スティーヴン・ウィルソン「リック・ライトのソロ作は失われたピンク・フロイドの作品のような存在」
デヴィッド・ギルモア、シド・バレットに会いに行かなかったことを後悔
シド・バレットのドキュメンタリー監督「彼は夜中にDIYをやってただけかも」
G・ボネット、R・ウェイクマン、D・ロンバードら、ピンク・フロイドの楽曲カヴァーを公開
シド・バレット、公式YouTubeチャンネル開設