チームしゃちほこ、新たな目標を発表「来てくれなきゃ矢田(やだ)!!」

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2017年3月21日(火)にチームしゃちほこが、結成以来の悲願であった地元愛知県・日本ガイシホールでの単独公演(ソールドアウト)を8000人のファンの前で行った。

◆チームしゃちほこ ライブ画像

2012年の結成当初に掲げた“ROAD to 笠寺”(笠寺=ガイシホールの最寄駅名)、“アイドル5年”と歌ってきたチームしゃちほこも4月で満5年を迎えた。さらに、2月に発売した2nd ALBUMのタイトルは『おわりとはじまり』ということで、まさしく5年という節目のタイミングで初めて挑むガイシホールはチームしゃちほこの“1stシーズン”としての集大成の場である。日本ガイシホール公演も前回の横浜アリーナ同様に、メンバーも企画会議に参加しセットリストも共に考えたそうだ。

チームしゃちほこのライブではお馴染みのBlur「SONG2」が会場に流れたあと、OVERTUREと共に二人の女の子がセンターステージに現れライブのスタートを告げると、メインステージ中央に白いロングのチュールスカートを身にまとったチームしゃちほこの5人が登場。ニューアルバムの1曲目であり、ライブ初披露となる「プロフェッショナル思春期」の冒頭を歌い上げ、記念すべきライブの幕は開いた。そして花があしらわれた衣装に早着替えすると、そのまま彼女たちにとっての最初のシングル曲「恋人はスナイパー」で早くも会場のボルテージは最高潮に達したのであった。

続けて「ちぐはぐ・ランナーズ・ハイ」では、スタンドマイクを使ったパフォーマンスを披露。「J.A.N.A.I.C.A.」では、ステージを覆っていた幕が落ち、名古屋城と巨大な鯱鉾があしらわれたステージセットが登場、さらにスターダスト芸能3部所属の後輩たち20名が全国から応援に駆け付け、バックダンサーとしてステージを盛り上げた。楽曲終盤にある秋本帆華のセリフでは「いまから夢叶えちゃうけどええじゃないかー!!」と初のガイシホール公演の喜びを爆発させた。

「ピザです!」では、チームしゃちほこがスタンド席に上がりトロッコで会場を1周、名古屋ではお祝い事に行う菓子まきをトロッコから行い、20名のしゃちほこダンサーズもセンターステージなどに繰り出し紙飛行機を飛ばした。











また、こちらもこの日初披露となったNHK Eテレ『ねこねこ日本史』のエンディングテーマ曲であり、秋本帆華と咲良菜緒のユニット・チームねこねこの楽曲「秘密のセレナーデ」では、額縁を用いたハイクオリティーなパフォーマンスが行われた。

前半戦を終了してMCタイムに入ると、ライブが始まる前に、伊藤、大黒、坂本の3人が感動と緊張で舞台裏で泣いたことを告白。観客もすでに感極まった様子で、ガイシホールというステージがファンにとっても夢のステージであったことを改めて感じさせた。

そして後半戦、なぜかメキシコでしゃちほこがブームだという映像が流れ、チームしゃちほこ5人としゃちほこダンサーズ20名が連結し、PVにも登場していた“モリリン”に扮し「愛の地球祭」を披露。メンバーカラーのお祭り風衣装に早替えした「乙女受験戦争」では、メンバーそれぞれがダンサーを従えパフォーマンス、さらに「そこそこプレミアム」では、しゃちほこダンサーズがピンクの傘を持って圧巻の光景を演出した。「It’s New 世界」ではアリーナにお祭りの山車に見立てた提灯付きのトロッコが登場、トロッコからサイン入りのカラーボールを客席に投げ込んだ。

続けて「ザ・スターダストボウリング」、「抱きしめてアンセム」で再び会場のボルテージは最高潮に。そこから一転し、ニューアルバム『おわりとはじまり』のラストを飾っている高橋優の提供曲「なくしもの」へ。イントロとアウトロでは、魂の叫びにも似た大合唱が会場に鳴り響いた。

さらに、「ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL」の8000人のヘッドバンキングで会場は再着火。ステージにもファイヤーボールが上がり、会場の空気はさらにヒートアップした。

5人がステージを後にすると、伊藤千由李がこの日の為に練習したというローラースケートでソロ曲「泣いてなんかいないよ」を最後まで泣かずに熱唱。再び5人が登場し、コンサートスタート時と同じ「プロフェッショナル思春期」を今度こそ全編初披露した。路上デビュー同時に着ていた鯉のぼり衣装が金のしゃちほこに進化した新しい衣装を身につけ、本編最後はチームしゃちほこにとっての“2ndシーズン”の幕開けを告げる曲「START」で8000人の拳と共に歌い切った。<あの日の別れ あの日の悔しさ乗り越えて ここにいる。>そんな歌詞とリンクする想いが会場中に溢れた。





目標に掲げてきた“ROAD to 笠寺”までの道のりがVTRで紹介され、日本ガイシホールという夢の舞台を叶え次の目標へ向かう“NEWチームしゃちほこ”が誕生し、アンコールに突入したのであった。

「かっこよかった?楽しかった?」と会場へ問いかけるとお客さんからは割れんばかりの拍手と歓声が返ってきた。メンバーからは、感謝や喜びの気持ちが述べられるとともに、これからも挑戦し続けると意志宣言する熱いMCがそれぞれから届けられた。最後には、「隣のプールで泳いでいた私がいまガイシに立っていることが不思議でたまらないです。どんな漫画も面白くおわっても続編があるでしょ?だからしゃちほこもきょうはおわりじゃなくて節目!新たなスタートを切る日です!」と秋本がスタートを宣言し、「マジ感謝」へ。

曲中の写真撮影の場面では、これまで一緒に歩んできたスタッフをステージ上に上げ、一緒にファンへの感謝を伝えるとメンバー全員が号泣するという場面も。そこでチーフマネージャーである店長から「きょうでROAD to 笠寺がおわりますが、新生チームしゃちほこの新たな目標はこれです!」と突如告げられ、メンバーの頭上に巨大垂れ幕が出現。そこには新たな目標として“ROAD to ナゴヤドーム前矢田”(ナゴヤドーム前矢田=ナゴヤドームの最寄駅名)が掲げられており、いつのまにかステージに上がった総勢100名のスタッフが“ROAD to ナゴヤドーム前矢田”Tシャツになっており、それにはメンバーもびっくりした様子であった。



最後にセンター秋本が「ここにいる皆さん、来てくれなきゃ矢田!」と締め、オーディエンスとともに新章が始動した。チームしゃちほこ2ndシーズンの幕明けだ。

<VICTORY YEAR ROAD to 笠寺 公演情報>

2017年3月21日(火) 愛知県・日本ガイシホール
【セットリスト】
〜Overture〜
1.プロフェッショナル思春期〜恋人はスナイパー
2.ちぐはぐ・ランナーズ・ハイ
3.J.A.N.A.I.C.A.
4.ピザです!
5.ごぶれい!しゃちほこでらックス
6.Chérie!
7.ロードムービー
8.colors
9.レディオにおねがい
10.でらディスコ
11.首都移転計画
12.いいくらし
13.秘密のセレナーデ
14.愛の地球祭
15.乙女受験戦争
16.そこそこプレミアム
17.It's New 世界
18.ザ・スターダストボウリング
19.抱きしめてアンセム
20.なくしもの
21.ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL
22.泣いてなんかいないよ
〜Overture〜
23.プロフェッショナル思春期
24.START
〜アンコール〜
EN1.マジ感謝
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