全英チャート、エド・シーランが圧勝+新記録樹立
今週のUKアルバム・チャートは、予想通り、エド・シーランのサード・アルバム『÷』が初登場で1位に輝いた。リリース後1週間で67万2,000枚を売り上げ、全英チャート史上男性アーティストとしては初週最大のセールスとなった。
◆エド・シーラン画像
女性アーティストやグループを含むと、アデルの『25』(80万枚)、オアシスの『Be Here Now』(69万6,000枚)に次ぐ第3位となる。
シーランはこれで『+』『X』『÷』、3枚のスタジオ・アルバム全てが1位を獲得したことになるが、初週セールスは『÷』が最大だった。また、新作への期待感から、前2作も今週トップ10入りし、『X』が4位、『+』が5位マークした。
今週のアルバム・チャートは、2位はRag’n’Bone Manの『Human』がキープ。先週1位に初登場したSormzyの『Gang Signs & Prayer』が3位に後退し、アリソン・クラウスの新作『Windy City』(6位)とコラブロの『Home』(7位)が新たにトップ10入りしている。
エド・シーランはシングル・チャートでも快挙を成し遂げた。トップ10のうち、9曲がシーランの作品(『÷』の収録曲)で占められた。「Shape Of You」は9週連続で1位をキープ。2位に『Galway Girl』が初登場し、3位は先週と変わらず、「Castle On The Hill」がキープ。
4位に『Perfect』、5位に『New Man』、6位に『Happier』、8位に『Dive』、9位に『Supermarket Flowers』、10位に『What Do I Know』が初登場した。
トップ5を独占するアーティストはチャート史上、シーランが初となる。シーランは、『÷』デラックス版に収録される16曲全てがトップ20内に入った。
シーランの曲で占められるトップ10リストで、唯一間に挟まる形で姿を見せたのが、ザ・チェインスモーカーズとコールドプレイのコラボ「Something Just Like This」(7位)だった。
Ako Suzuki