小田和正×岸田繁、岸谷香×miwaら名曲コラボ続々、10年ぶりの“森亀橋”ライブ

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2月7日(火)・8日(水)、大阪・フェスティバルホールにて<森亀橋 2017 presents Your Songs, Our Songs powered by FM COCOLO>が開催された。

◆<森亀橋 2017 presents Your Songs, Our Songs powered by FM COCOLO>画像

森俊之(Key)、亀田誠治(B)、佐橋佳幸(G)の3人による“森亀橋”が、「世代を超えて素晴らしい音楽を繋いでいきたい。音楽の楽しさを共有したい」という思いのもと、2007年11月の<Your Songs, Our Songs>以来およそ10年ぶりに結集しプロデュースを手がけた本イベント。会場をフェスティバルホールへと移して約10年ぶりの開催となった今回は、“森亀橋”の3人にドラマー・河村“カースケ”智康が加わった森亀橋バンドを中心に、7日(火)に片平里菜、岸谷香、GLIM SPANKY、トータス松本、TOSHI-LOW(BRAHMAN、OAU)、仲井戸“CHABO”麗市、MANNISH BOYS(斎藤和義/中村達也)、miwaが、8日(水)には小田和正、岸田繁(くるり)、さかいゆう、佐藤千亜妃(きのこ帝国)、田島貴男(ORIGINAL LOVE)、Chara、中納良恵(EGO-WRAPPIN')、吉田美奈子が出演。両日合わせて5,000人の観客が集結し、多彩なアーティストによる競演を楽しんだ。


初日・7日(火)のステージはトータス松本による「笑えれば」(ウルフルズ)のセルフカバーからスタートし、次曲では片平里菜との共演で「サムライソウル」(ウルフルズ)を披露。さらに片平里菜とトータス松本、岸谷香による「風に吹かれて(RCサクセションVer.)」や、岸谷香とmiwaによる「世界でいちばん熱い夏」(プリンセス プリンセス)など、この日限りのコラボレーションが次々と披露された。



TOSHI-LOWと仲井戸“CHABO”麗市のステージでは「スウィート・ホーム大阪」(ファニー・カンパニー)などの共演カバーのみならず、一度ステージを降りたはずのTOSHI-LOWがCHABOと森亀橋バンドによる「雨あがりの夜空に」(RCサクセション)のご機嫌なサウンドに導かれて再登場するサプライズも。続くGLIM SPANKYのステージにはMANNISH BOYSが加わり、「はいからはくち」(はっぴいえんど)を共演。イベント最後にはこの日のゲストが再びステージに集結し、「歩いて帰ろう」(斉藤和義)のコラボレーションで観客も一体となっての盛り上がりの中、初日公演は終了した。




2日目・8日(水)はCharaの「やさしい気持ち」で幕を開け、きのこ帝国・佐藤千亜妃とのコラボステージでは「Swallowtail Butterfly~あいのうた~」(YEN TOWN BAND)、「ひこうき雲」(荒井由実)を共演。続いて登場のさかいゆうは、自身の音楽人生において多大な影響を受けたという田島貴男とともに「接吻」(ORIGINAL LOVE)、「WINDY LADY」(山下達郎)を熱唱し、その濃厚なハーモニーで観客を酔わせる。またイベント中盤に登場した吉田美奈子は、森俊之との共演による「THE LIFE」に続き、自身がいつか一緒に歌いたいと願っていたという中納良恵とのセッションで「FUN!」、「Oh Happy Day(Respect to Aretha Franklin & Mavis Staples)」を披露。その入魂の歌声に会場からは感嘆の声が上がった。




この日最後のステージでは、岸田繁と小田和正が「ばらの花」(くるり)、そして小田が「(ほかの)人と演るのは初めて」だという「愛を止めないで」(オフコース)のコラボレーションを披露。さらに小田が会場を練り歩きながら歌うというまさかの展開も見せた「ラブ・ストーリーは突然に」までを岸田との共演で届けると、最終曲「言葉にできない」では、ピアノの弾き語りに寄り添うように森亀橋バンドが柔らかな音を重ねる。16アーティスト、36曲の名曲による10年ぶりの<Your Songs, Our Songs>は、満場のスタンディングオベーションに包まれて幕を閉じた。



なお、この日の模様はFM COCOLOにて、特別番組『FM COCOLO SPECIAL PROGRAM 森亀橋2017 presents Your Songs, Our Songs』として放送されることが決定している。同番組では当日のライブ音源やバックステージインタビューが、2月19日(日)、26日(日)の各日19:00~21:00、計4時間にわたってオンエアされる。

撮影:三浦麻旅子/渡邉一生

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