バンドじゃないもん！、汗と笑いと熱唱のカラオケパーティー開催

――おつかれさまでした。今日はどうでしたか？

鈴姫みさこ：私はいつも、カラオケで本気になるタイプなので、今日も汗でビショビショになりました。汗を流したいときはカラオケにいきましょう！楽しかったです。

甘夏ゆず：ポンは、カラオケが好きすぎて、カラオケにちょっとでも安く入りたくてバイトをしていたくらいのカラオケ大好きマンなんですけど、普段メンバーとかと来ることはあっても、お客さんとカラオケをすることはないので、めっちゃ新鮮で私も汗だくでした（笑）。またやりたいです。

望月みゆ：普段ライヴをやっていても、他のアーティストさんの曲を歌うことはあまりないので、それをメンバーと一緒に歌えたのも嬉しかったですし、お客さんと一緒に歌うこともないので、マイクを回して歌うのがパーティーっぽくて良いなと思いました。またこういう企画があったらやりたいです。

大桃子サンライズ：私もカラオケが大好きで、1人でフリータイムに6時間くらいいて歌っちゃうくらいなんですけど、今日は普段ライヴに来てくれているモンスター（バンもん！ファン）とバンもん！の曲で一丸になれたのと、みんなが共通で好きな曲を合いの手を入れながら歌えたのがすごく新鮮だったので、またやりたいですね。

恋汐りんご：普段はライヴで自分たちの歌を歌って盛り上がるんですけど、カラオケで盛り上がるのもまた楽しいなって。ライヴのときは気付かなかった音が入っていたりとか。終わり方にアレンジが施されていたりとか（笑）。またみんなでやれたら楽しいだろうなって思います。

七星ぐみ：今日は、みーちゃんとポンとぐみと、モンスターと、DAM☆ともマスコットのKENSAKUさんも加わって、SMAPさんの「世界に一つだけの花」を歌ってハンパないグルーヴが生まれたので、一生の思い出になりました。

――さきほどゆずさんがおっしゃいましたけど、メンバーのみなさんでカラオケに行くこともあるんですね。

望月みゆ：わざわざ集まって行くというよりも、仕事の帰りとかに。

鈴姫みさこ：「なんか帰りたくないよね？行く！？」みたいな感じで。

――バンもん!の曲も歌うんですか？

一同：歌いますね～。

大桃子サンライズ：みんな歌う曲がバラバラですけど、バンもん！の曲なら当然みんな歌えるので。

鈴姫みさこ：みゆちぃ（望月みゆ）は、それぞれのメンバーの物まねをしながら歌うんですよ。

望月みゆ：録音して、物まねの研究してます（笑）。

――バンもん！の曲をカラオケで楽しむポイントがあれば教えてもらえますか？

鈴姫みさこ：「キメマスター！」とか、1人じゃ歌えない曲もちょこちょこあるんですよ。それに1人で挑戦するのも面白いし、逆に1人じゃ歌えないからって一緒に歌って人と仲良くなれるんじゃないかなって思います。大桃子サンライズ：あと、今日思ったんですけど、カラオケの大きい画面でMVが流れると、部屋にいる人がみんな真似しやすいなと思いました。フリとかも真似しながら、一緒に歌ってもらえたら楽しいんじゃないかなと思います。


――今日は1月11日に同時リリースしたニュー・シングル「YATTA！」「YAKIMOCHI」も歌っていましたが、まず「YATTA！」は、はっぱ隊のオリジナルバージョンをみなさんは知っていたんですか？

一同：はい、知ってました。

――どうしてこの曲をカバーすることになったのか教えてもらえますか。

鈴姫みさこ：もともと大好きな曲で、この曲にある圧倒的なハピネス感ってバンもん！に通じるものがあるなと思っていて。以前、ワンマン・ライヴでサプライズでカバーしたことがあったんです。そのときからいつかこの曲を音源でも実現できたらいいなと思って、2016年にメジャー再デビューしてからの3、4枚目のシングルに「「YATTA！」はどうかな？」って言っていたんです。

大桃子サンライズ：もともと、はっぱ隊が私たちと同じポニーキャニオンからリリースしていたので、私たちがメジャーデビューしたタイミングでカバーしたいということを、ことあるごとにスタッフさんとかに「「YATTA！」はどうなりました？」って言っていて、追い詰めてついに実現しました（笑）。

――実際に歌ってみていかがですか？

望月みゆ：私たちの曲になったなあって。

大桃子サンライズ：はっぱ隊さんのことが大好きで尊敬しているから、この歌詞をうちらが歌っていいんだっていうのが嬉しいし、歌ってみてやっぱり「合ってるなあ」って思いました。

恋汐りんご：もともと自分たちにぴったりな曲だと勝手に感じていたから、それが公式に自分たちが歌ってもいいものになったと思うと嬉しいです。

七星ぐみ：うん、すごいよね。

大桃子サンライズ：カラオケでバンドじゃないもん！で検索したら「YATTA！」って出てくるんだよ！？

甘夏ゆず：逆に、「YATTA！」で検索したら、バンドじゃないもん！も出てくるしね。

恋汐りんご：はっぱ隊さんが、「YATTA！」で日本中を幸せにしたみたいに、15年経った今、バンもん！が日本中を幸せにしたいなって。

甘夏ゆず：はっぱ隊さんは、日本に留まらずアメリカでも一世を風靡したみたいな感じだったって聞いて、バンもん!も日本に留まらず、このまま世界に進出していけたらなって思うきっかけにもなりました。

鈴姫みさこ：どこの場所でも必要とされている曲だと思うので、今回は私たちが日本を代表して歌います！


――一方の「YAKIMOCHI」は在日ファンクプロデュース、浜野謙太さん作詞作曲で、バンもん！らしさとはまた違った曲ですね。

鈴姫みさこ：そうなんですけど、バンもん!らしさっていう意味で言うと、バンもん!って情報量が多いというか、アイドルだけど楽器を演奏していたり、色んなジャンルのボーダーを無くすっていう活動をしているが故に、言ってみれば音楽のジャンルもまったくバラバラな曲も多くて。確かにファンクとしては初めてなんですけど、バンもん!の音楽的なコアな部分を「YAKIMOCHI」では出せたんじゃないかなって思います。「YATTA！」と「YAKIMOCHI」の両方を聴いてもらって、「バンもん!ってこういう感じなんだ」ってわかってもらえる、だいぶ名刺代わりになる2枚だと思います。

――3月8日にはメジャー1stアルバム『完ペキ主義のセカイにふかんぜんな音楽を♥』が発売されますが、どんな作品になっていますか？

鈴姫みさこ：これはもう、ヤバいですね。

望月みゆ：全曲リード曲です。

恋汐りんご：全部大好きな曲になっちゃって、早くみんなに聴いてほしいです。まだライヴでもやってないし、レコーディングだけなんですけど、早くみんなに届けたいです。

鈴姫みさこ：今回は私だけじゃなくて、もも（大桃子サンライズ）とかぐみてゃん（七星ぐみ）が作詞している曲があったりとか、GLAYのHISASHIさんが曲を書き下ろしてくださっていたりとか、本当にどれをリードにしてもおかしくないような曲ばかりが入ったアルバムになっています。それと、ホワイトデーを意識した曲をバンもん!をずっと応援しながら楽曲提供を続けてくれているミナミトモヤさんと「ショコラ・ラブ」の大場康司さんという最強のタッグで、私が歌詞を書いた曲もあります。

大桃子サンライズ：今までのバンもん！に持たれているイメージを、良い意味で上回れるっていうか、「バンもん！ってこんな感じだろうな」っていうのを全部超越した感じになっています。それと、メンバーの意見を今まで以上にアルバムの制作に取り入れてもらったというか、みんなで作った部分があって、魂が全部そこに入っているというか「これがバンもん！です」っていうメジャーになって初めてのアルバムなので、今までの思いを全部詰め込んで素晴らしいものになったなと、今はすごく自信があります。

――2017年は「バンドじゃないもん！PERFECT YEAR 2017」と謳っていますが、今後はどんな活動をしていきますか？

鈴姫みさこ：アルバムの発売が決まっていたりとか、主題歌（アニメ作品のオープニング曲）が決まっていたりとか、たくさん楽しいことが目白押しなんですけど、それをまた逆に忘れさせるくらいの、もっとすごいことをどんどんしていけたらなと思います。PERFECT YEARと言いつつ、アルバムのタイトル『完ペキ主義のセカイにふかんぜんな音楽を?』に“ふかんぜん”っていう言葉が入っているんですけど、これはどうしてかというと、可能性を感じさせるアルバムにしたかったんです。バンもん!はまだまだこれからも続いていくから、まだ完全体じゃなくて。PERFECT YEARとして今年はどんどん“次の完璧”を目指して、常に進化し続けたいなって思います！

取材・文・写真●岡本貴之