サンダーキャットのニューALにケンドリック・ラマー、ファレル、フライング・ロータスら参加
サンダーキャットが、2月27日(金)に3rdアルバム『Drunk』を世界同時リリースすることが発表された。
◆アルバム『Drunk』ジャケット画像
ここ数年のブラックミュージックの盛り上がりにおいて、誰もが認める立役者の一人、サンダーキャット。彼の最新アルバムは20曲以上収録の大作となっており、ケンドリック・ラマー、ファレル・ウィリアムス、フライング・ロータス、マイケル・マクドナルド、ケニー・ロギンス、ウィズ・カリファ、カマシ・ワシントンら、シーンきっての人気者にして、サンダーキャットのアルバムでしか考えられない超豪華アーティスト陣が参加している。
脇を固めるミュージシャン/プロデューサーにも、自身のプロジェクトKNOWERなどでも知られるプロデューサーのルイス・コール、人力ビートのパイオニアとも言われるレジェンド・ドラマーのディアントニ・パークス、そしてサンダーキャットと共にケンドリック・ラマー『To Pimp A Butterfly』に大きく貢献したSOUNWAVEらが名を連ねる。
今回の発表に合わせ、80年代を代表する名曲、ドゥービー・ブラザーズの「What a Fool Believes」を生んだマイケル・マクドナルドとケニー・ロギンスが参加した新曲「Show You The Way」が公開された。このコラボレーションは、ケニー・ロギンスの息子がサンダーキャットのファンだったことから実現したという。さらにケニー・ロギンスの声がけで、同じく娘がサンダーキャットの大ファンだったというマイケル・マクドナルドまで参加することになったという逸話も、彼のキャラクターと非凡な音楽的才能を証明している。
ことの経緯の詳細を、本人はこのように語っている。
◆ ◆ ◆
きっかけは、俺がラジオ番組に出演してインタビューされたことだった。そのインタビューの中で「もし誰かと、どこかの島に取り残されるんだったら、誰がいいですか?」という質問をされたんだ。俺は瞬時に「ケニー・ロギンズとマイケル・マクドナルド」と返答した。そのときは冗談のように聞こえたかもしれないけど、ソングライティングの上で彼らに多大な影響を受けてるんだ。自分をもっと掘り下げることを彼らから学んだ。ラジオでその発言をしたあとに、俺のバンドのピアノ奏者のデニスが、ケニー・ロギンズと何度か演奏したことがあったから、「ケニーに連絡してみようか?」と言ってくれたんだ。信じられなかったね。そこから、ケニーの息子さんとメールをするようになって、いつの間にかケニーもメールに参加するようになったんだ(笑)。ケニーは一緒に音楽を作ることに興味を持ってくれた。俺はケニー・ロギンズとしゃべってるだけでビビッてたよ(笑)。彼は俺の音楽について殆ど何も知らなかったけど、「僕の子供が君の音楽のファンなんだ。僕の子供が君のファンじゃな かったら、僕はここにいないよ」と彼が言ったんだ(笑)。実現しただけで俺はうれしかったね。彼と初めて会ってレコーディングして、彼が曲を聴き返してたら、彼が「マイケル・マクドナルドを呼ぼうかな」と言い出したんだ。そのときに、俺は本当にオシッコをチビるかと思ったよ(笑)。マジで冷静を装ってた。ケニーがマイケル・マクドナルドに連絡してくれたんだ。マイケルも、たまたま娘さんが俺の大ファンだったから、一緒に仕事をしてくれることになったんだ。ケニーとマイケルがスタジオに来たんだけど、ケニーは「何年間もマイケルに会ってないよ」と言ってた。どうやら、二人は10年以上も一緒に曲を作ってなかったみたいで、それにもびっくりしたね。ことの重大さに気づくと、正直心の中ではすごくビビったし、すごくプレッシャーを感じたよ。俺は彼らに曲のアイデアや、新曲、古い曲を聴かせたんだ。それから「Show You The Way」を完成させようということになった。── Thundercat
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なお、アルバム『Drunk』の国内盤には マック・ミラー参加のボーナストラックを含め計24曲が収録され、歌詞対訳と解説書が封入される。初回限定生産盤はスリーヴケース付だ。iTunesでアルバムを予約すると、公開された「Show You The Way (feat. Michael McDonald & Kenny Loggins)」がいちはやくダウンロードできる。
さらに、アルバム・リリースの発表に合わせ、4月には単独来日ツアーも決定。これまで「Brainfeeder」のレーベル・ショウケースや、フライング・ロータス、エリカ・バドゥのバンド・メンバーとして幾度も来日をしてきたサンダーキャットだが、今回が初の単独公演となる。サンダーキャットの超絶ベースプレイはもちろん、長らくバンド活動を共にしているドラマーのジャスティン・ブラウン、キーボード奏者のデニス・ハムという超一流ミュージシャン3人による縦横無尽なバンド・アンサンブルと強靭なグルーブ、そして何より素晴らしい楽曲の数々とサンダーキャットの美しい歌声、そのすべてを至近距離で体験できる貴重な機会だ。
サンダーキャット 写真:Eddie_Alcazar
2017年2月24日(金)発売
BRC-542 ¥2,200+税
label: Brainfeeder / Beat Records
初回限定生産盤:スリーヴケース付き
国内盤CD:ボーナストラック追加収録/解説書/英詞・歌詞対訳封入
Tracklisting
01. Rabbot Ho
02. Captain Stupido
03. Uh Uh
04. Bus In These Streets
05. A Fan's Mail (Tron Song Suite II)
06. Lava Lamp
07. Jethro
08. Day & Night
09. Show You The Way(feat. Michael McDonald & Kenny Loggins)
10. Walk On By (feat. Kendrick Lamar)
11. Blackkk
12. Tokyo
13. Jameel's Space Ride
14. Friend Zone
15. Them Changes
16. Where I'm Going
17. Drink Dat (feat. Wiz Khalifa)
18. Inferno
19. I Am Crazy
20. 3AM
21. Drunk
22. The Turn Down (feat. Pharrell)
23. DUI
24. Hi (feat. Mac Miller) ※Bonus Track for Japan
商品詳細
http://www.beatink.com/Labels/Brainfeeder/Thundercat/BRC-542/
“DRUNK”JAPAN TOUR
■東京
2017年4月27日(木) LIQUIDROOM
OPEN 18:30 / START 19:30
■名古屋
2017年4月28日(金) 名古屋ブルーノート
1stステージ 開場17:30 開演18:30 / 2ndステージ 開場20:30 開演21:15
■京都
2017年4月29日(土) 京都METRO
OPEN 18:30 / START19:30→ 21:00 close予定
■大阪
2017年4月30日(日) Conpass
OPEN 18:00 / START 19:00
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