【ライブレポート】夏木マリ、「今年も忙しいわよ!」3年連続全国ライブハウスツアー決定
夏木マリが、1月15日(日)にBlue Note TOKYOにて2017年初ライブ<MARI de MODE>を開催した。オフィシャルから届いたライブレポートをお届けする。
◆夏木マリ ライブ画像
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その歌声は私たちの五感に伝わり、心の奥底まで染み込む。妖艶で華麗、そして優しさ── ミュージシャン夏木マリから発信される「音楽」には、いつも心が震えるのだ。この夜は<MARI de MODE>と題され、“極上なLove Songの一夜”が繰り広げられた。
Blue Note TOKYOは満員のオーディエンス。魅惑の歌声とうごめくリズムが融合した音楽に、会場は喜びであふれていた。1曲目は「ミュージシャン」。この曲は1995年8月にリリースされたアルバム『9月のマリー』に収録された曲で、じつに軽快なポップス。ついつい笑顔になってしまうナンバーだ。続く2曲目「惚れぐすり」は、2002年9月にリリースされたアルバム『パロール』からの選曲。ちなみに『9月のマリー』は、小西康陽氏からのアプローチを受けて発表をし、渋谷系チャートでNo.1になるなど若者からの支持を得た、いわゆる「渋谷系」の先駆けである。そんな楽曲達を、極上のサウンドプロダクションを担うミュージシャン=金澤英明(contrabass)、久米大作(piano / keyboards)、竹上良成(saxophone)、山内陽一朗(drums)と共に華やかに披露し、会場の温度を一気に上げた。
2曲を演奏し終わったところで、もう一人の頼もしいメンバー 斉藤ノヴ(percussion)が登場した。「むかし私が愛した人」「アルコール」の2曲は、より厚みが増したリズムと夏木の歌声が融合し、音楽の力に裏打ちされた名演となった。
メンバー紹介、そしてこの日のスペシャル・カクテルでオーディエンスと共に乾杯をすると、「セロニアス・モンク」から一気に5曲を披露。「誘惑されて棄てられて」「あしたの私」は、アルバム『戦争が終わった』からの選曲だ。この『戦争が終わった』がリリースされた前年にはサッカーワールドカップ杯予選で国家独唱をし、観客を魅了した夏木マリ。そしてリリースの翌年に、ブルースバンド「ジビエ・ドゥ・マリー」を結成し3枚のアルバムをリリース。2008年には、ジャニス・ジョプリン トリビュートコンサート<ROCK LEGENDS Peal>、<Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライブ2008>に出演するなど、“ミュージシャン夏木マリ”として確立されたことも、改めて付け加えたい。
MCでは、演奏し終わったばかりの「二の腕」について「場所を選ばないと演奏出来ない曲だからね……」と軽く笑いを誘い、アルバム『GORILLA』から「ゴリラ」「カウボーイ」の2曲を披露。軽快な楽曲達に手拍子が自然とわき上がった。
そして、今年5月より、自身3度目にして3年連続となるライブハウスツアー<夏木マリ MAGICAL MEETING TOUR Live & Talk 2017>の開催を発表し、「ライブを通じてもっともっと成長したい」とコメント。さらに、夏木マリ・印象派NÉO vol.3<不思議の国の白雪姫>を東京〜京都〜パリにて開催すること、ディズニー・アニメーション最新作『モアナと伝説の海』(2017年3月10日公開)でディズニー声優に初挑戦したことにも触れ「みなさん、今年も忙しいわよ!」と語ると、会場が大きな拍手でつつまれた。
ライブ終盤戦は「鎮静剤」から始まり全5曲を披露。スピーディーで軽快な楽曲達は、オーディエンスの心を震わせ笑顔の花を咲かせた。鳴り止まぬアンコールの拍手に再び登場した夏木は「拍手に甘えて……あと少し演奏しても良いですか?」と応え、改めてミュージシャンを紹介した後3曲を披露した。
“ミュージシャン夏木マリ”の音楽は続いていくことを確信させ、そしてまたすぐに逢える機会が訪れるというこの夜の吉報に、ファンは喜びの尽きないところだろう。
夏木マリにとって、一昨年は無我夢中でおこなった人生初のライブハウスツアーであった。2度目のツアーは、パワーに溢れ“カッコいい”を体現する夏木マリとクランケ達によって最高の空間を創り上げた。そして今年3度目のツアーは、さらに個性溢れるライブパフォーマンスを魅せてくれるにちがいない。Blue Note TOKYOとはまた違う、“パワフルロック 夏木マリ”をその目で確認して欲しい。
M1.ミュージシャン (「9月のマリー」より)
M2.惚れぐすり (「パロール」より)
-MC-
M3.むかし私が愛した人 (「9月のマリー」より)
M4.アルコール (「戦争は終わった」より)
-MC
M5.セロニアス・モンク (「戦争は終わった」より)
M6.いちばん好きなもの (「9月のマリー」より)
M7.誘惑されて棄てられて (「戦争は終わった」より)
M8.あたしの私 (「戦争は終わった」より)
M9.二の腕 (「パロール」より)
-MC-
M10.ゴリラ (「GORILLA」より)
M11.カウボーイ (「GORILLA」より)
-MC-
M12.鎮静剤 (「9月のマリー」より)
M13.きれいな顔の女 (「戦争は終わった」より)
M14.私のすべて (「GORILLA」より)
M15.港のマリー (「9月のマリー」より)
M16.私は私よ (「パロール」より)
<アンコール>
M17.ローマをみてから、死ね (「パロール」より)
M18.かもめ (「パロール」より)
M19.戦争は終わった (「戦争は終わった」より)
【ツアーメンバー】
Per. 斉藤ノヴ/Dr. 山内陽一朗/Gt. 北村力/Gt. 二宮楽/B. 堀川峻平
【チケット販売】
[先行受付期間]2017年1月20日(金)12:00 – 1月26日(木)12:00 ゲットチケットで全国一斉受付
[一般プレイガイド発売日]2017年2月25日(土)
【チケット料金】
■前売り料金:6,800円(消費税込)/全自由席・整理番号付き
※入場時要1ドリンクオーダー(未就学児入場不可)
■30歳以下限定U30料金:3,400円(消費税込)/立ち見・整理番号付き
※入場時要1ドリンクオーダー
※チケット詳細:NATSUKI ROCK(http://www.natsukirock.com)
5月10日(水) shibuya duo MUSIC EXCHANGE
19:00 / 19:30
問い合わせ:ディスクガレージ(TEL:050-5533-0888)
5月12日(金) 福岡Gate’s7
19:00 / 19:30
問い合わせ:BEA(TEL:092-712-4221)
5月17日(水) 広島CLUB QUATTRO
19:00 / 19:30
問い合わせ:夢番地広島(TEL 082-249-3571)
5月25日(木) 大阪BIG CAT
19:00 / 19:30
問い合わせ:キョードーインフォメーション(TEL 0570-200-888)
5月26日(金) 名古屋BOTTOM LINE
19:00 / 19:30
問い合わせ:サンデーフォークプロモーション(TEL 052-320-9100)
6月4日(日) 那覇桜坂セントラル
17:30 / 18:00
問い合わせ:PMエージェンシー(TEL 098-898-1331)
■TOKYO
2017年3月9日(木)—12日(日)
世田谷パブリックシアター
■KYOTO
2017年4月2日(日)
ロームシアター京都 サウスホール
■PARIS
2017年4月25日(火)
ルーヴル美術館 オーディトリアム
[パリ公演特別鑑賞ツアー情報]
夏木マリ印象派NÉO パリ ルーヴル美術館公演鑑賞付きHIS特別記念ツアー
詳細はコチラ http://www.his-j.com/neo/
※特設サイト: http://inshouha-neo.com
◆夏木マリ オフィシャルサイト
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