槇原敬之、新作『Believer』を中心とした視聴会<Lyric Academy>開催

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2016年12月20日、槇原敬之のニューアルバム『Believer』をLyric speakerで”視聴”する、<Lyric Academy Vol.1>がRed Bull Studios Tokyo Hallで開催された。

◆Lyric Academy&Lyric Speaker画像

会場には槇原による『Believer』制作秘話が聞けるとあって、およそ100名のファンが来場した。

この日登壇したのは、メインゲストの槇原に加え、Lyric speaker開発チーム代表の斉藤迅、そして司会進行を音楽マーケッターの高野修平が務めた。テレビ番組で紹介されていたのを偶然目にしたときからこのスピーカーの虜になっていたという槇原、トークショー開口一番「これを作った人に会いたかったんです!」と斉藤に挨拶する姿が印象的だった。

Lyric Speakerはデジタルテクノロジーの世界がもたらす、今までに無かったアナログの体験価値を提供する製品で、一言で言うなら”歌詞が見える”スピーカー。一方の槙原は独特の歌詞の世界観や手法で人気を誇るシンガーソングライターである。今回は、歌詞をテーマに、歌詞で曲をより深く感じてもらえるよう、槇原の考える歌詞の魅力や音楽体験、斉藤の歌詞感などがトークの中心となった。


■僕は、頑張るときは音楽、
■特に歌詞で励まされることが多い(斉藤)

『Believer』の中から「超えろ」や「運命の人」などを聞き、実際に歌詞を見ながら改めてアルバム制作の舞台裏について……特に後者に関しては「ちょっと映画監督になった気分で脚本を書くように頭の中で考えながら創作しました」と自身の作詞方法について語る。一方の斉藤も槇原の質問に答える形で、Lyric Speaker誕生の秘密を教えてくれた。

「これまで映像/インタラクティブの世界に生きてきたわけですが、趣味がバンドなんです。知人のバンド仲間たちと話しているときに、実は詞が読まれていないのでは?と思いました。せっかく気合を入れて書いている割に伝わってないのではと……僕は頑張るときは音楽、特に歌詞で励まされることが多い。デジタル配信の時代になって、今は歌詞カードを読まないですよね? それをどう打開するか考えたときにこのスピーカーを作ってみたいと思ったんです」。

槇原がLyric Speakerに最初に出会ったときの印象については「まったく未体験なもの。普通、歌詞は自分から見ようと思って見るものですが、Lyric Speakerは歌詞がこちらに飛び込んでくる、そこにびっくりしまた。文字は文字だけどLyric Speakerから出てくる文字は説得力が違う感じがしますね」。

■音楽の情熱を燃料として生きている人たちがいる
■歌詞が着火剤として重要なところを占めている(槇原)

斉藤は「歌詞を読むことで昔のように音楽に没頭できる」というLyric Speaker購入者からのコメントを紹介すると、実は「どんなときも」が初めて買ったCDだという高野が「音楽は記憶を格納する力がある。歌詞、言葉はそれを想起させる。Lyric Speakerは当時の記憶を掘り出してくれる」と答える。それに対して「音楽の情熱を燃料として生きている人たちがいる。歌詞が着火剤として重要なところを占めている」という槇原。音楽を作るもの、聞くものにとって歌詞がいかに重要かということを知らしめてくれるトーク内容だった。

最後に見た目だけでなく、驚くほど音がいいという槇原。「フラットな音、恐ろしく音がいい。作り手としてはうれしい作りですね。低音が、高音が、というスピーカーが多い中で、気持ちがいい高音質が手に入る。見た目に反してかなり重いので、そこがいい音がいい原因なのかな」。


「Lyric speaker」

■概要
「Lyric speaker」は、音楽と同期して歌詞が表示される次世代型スピーカーです。モバイル端末から好きな音楽を選曲して再生すると、その楽曲の歌詞が透過スクリーンに浮かび上がります。楽曲の雰囲気や構成を、産業技術総合研究所の音楽解析技術が自動解析し、スピーカーに搭載された表現エンジンがそれぞれの楽曲に対してモーショングラフィックを作成します。「Lyric speaker」は、この歌詞を自動で美しくビジュアライズする技術「Lyric Sync Technology」を、世界で初めて搭載したスピーカーです。

■販売価格:324,000 円(税込)

■対応楽曲数
「Lyric speaker」は、国内最大級の歌詞データベース会社であるシンクパワー(プチリリ(R))(※1)と提携。彼らが提供する 120 万曲(非同期歌詞含む)を超える歌詞をビジュアライズ(※2)します。実際にどのような楽曲があるのか、こちら<http://petitlyrics.com>でお試しください。
※1.歌詞情報に時間情報が入っていない非同期歌詞の場合、シンプルなスクロール表現となります。
※2.「プチリリ(R)」は株式会社シンクパワーの登録商標です。

アルバム『Believer』

2016年12月14日(水)発売
■初回生産限定盤(CD+DVD)
スリーブケース付き特別仕様
BUP-00015〜16 3,500円+Tax
DVD収録内容:「超えろ。」(ミュージック・ビデオ)/「理由」(ミュージック・ビデオ)

■通常盤
BUP-00017 3,000円+Tax

■収録曲 ※初回・通常共通1.Introduction〜Believer's Theme〜
2.一歩一会(Renewed)
※テレビ朝日『じゅん散歩』テーマ曲
3.不器用な青春時代
4.Souvenir〜思い出〜
5.運命の人
6.テレビでも見ようよ
7.5minutes(Renewed)
※NHK-BS プレミアムドラマ『ボクの妻と結婚してください。』主題歌
8.You are what you eat.
9.AHAPPY NEW YEAR
※松任谷由実カバー曲
10.信じようが信じまいが
11.理由
※テレビ朝日系木曜連続ドラマ『はじめまして、愛しています。』主題歌
12.超えろ。(Renewed)
※関西テレビ『みんなのニュースワンダー』テーマ曲
13.もしも

◆Lyric speaker オフィシャルサイト
◆槇原敬之 オフィシャルサイト
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