中村あゆみ、「翼の折れたエンジェル」32年の歴史で初のバラードVersion発表

デビュー32周年を迎え2016年6月28日に生誕半世紀となる50歳のメモリアル誕生日を迎えた中村あゆみが、12月7日(水)にリリースする新録音ベスト・アルバム『A BEST～Rolling 50』、及び12月10日(土)開催の26年ぶりの川崎・クラブチッタ・ライヴ＜Rock Alive 2016＞に先駆け、デビュー史上初の公開リハーサルを同じく川崎・クラブチッタで開催した。

◆公開リハーサル画像

ファンへの感謝を込め、当日入荷のベスト・アルバム『A BEST～Rolling 50』購入者を先着で招待するというこのプレミアム・イベントに、たくさんの中村あゆみファンが集結した。公開リハーサルで披露したのは、代表曲の「翼の折れたエンジェル」【3rdシングル/1985年4月21日発売/オリコン4位/日清食品「カップヌードル」CMソング】と中村あゆみ作詞・作曲の新曲「オリーブの花」である。しかも、「オリーブの花」は、アルバムに収録されているヴァージョンではなく、今日ここだけのアコースティック・ヴァージョンでの披露となった。

そしてお待ちかねのシークレット・ボーナス・トラックの発表だ。新録音ベスト・アルバムの発売日の前日までベールに包まれていた曲を、ファンの前でライヴで初披露するというたまらない瞬間となったが、聴こえてきたのはアコースティック・ギターのゆっくりとした音色のイントロ。「この曲はなに？」とざわつく観客の耳に続いて届いたのは、「ドライバーズ・シートまで　横なぐりの雨～♪」というお馴染みの歌詞だ。

18歳の中村あゆみが歌った「翼の折れたエンジェル」は、レコード＆CDセールスが50万枚を突破、配信では累計12万ダウンロード、ストリーミングでは約140万回再生、ミュージック・ビデオのYouTube再生回数300万回以上を記録する最大のヒット曲である。1985年のオリジナル以来、2004年、2008年、2008年の「ストロングバージョン」、今作2016年の「翼の折れたエンジェル」(新録Version)で5ヴァージョン目となり、早くもそれに続く6ヴァージョン目の登場となったのが、初のバラード・ヴァージョン「翼の折れたエンジェル-BALLADE-(読み：バラッド)」だ。アルバム収録のオリジナル音源では、ギター職人：今剛が奏でるアコースティック・ギターに、中村あゆみのせつなハスキー・ヴォイスがしっとりと絡み、この季節にぴったりな大人の曲に仕上がっている。

この後、照明が幻想的で美しい同曲のミュージックビデオも初公開された。イベント最後は、来場者全員と握手を行い、発売を迎えたアルバムと12月10日(土)に迫った26年ぶりのクラブチッタ・ライヴ本番の成功を誓い、エールを交換した。


なお、同ミュージックビデオは、『A BEST～Rolling50』の初回限定盤デラックス・エディション【CD+DVD】のDVDに収録され、「翼の折れたエンジェル-BALLADE-」の音源は、『A BEST～Rolling50』通常盤CD及びデジタル配信のボーナス・トラックとして、M16に収録される。