指先で思うがままに演奏できるシンセ「カオシレーター」がついにAndroidにも登場、「KORG Kaossilator for Android」
iOS用の音楽アプリはたくさんあるのに、Android用がないことを残念に思っていたユーザーは多いハズ。そんな状況をコルグが打破してくれた。人気の「Kaossilator(カオシレーター)」がAndroid用シンセサイザー・アプリとして登場したのだ。
iOSアプリ「iKaossilator」が登場し大ヒットを記録したのが2011年。あれから5年、Androidアプリとして「KORG Kaossilator for Android」が登場した。対応OSはAndroid 5.0以降。タッチパネルに触れた指先を自由に動かすだけで、誰でも楽器演奏が楽しめるシンセサイザー・アプリで、電子音から生楽器、ドラムといった豊富なサウンドを指一本で思いのままに演奏可能。演奏を記録するシーケンサーも備えているので、演奏をどんどん重ねてトラック・メイクが楽しめる。
演奏はタッチパネルを指でなぞったり、叩いたり、こすったりするだけ。自由自在にメロディやフレーズが演奏できる。横方向は音の高さ、縦方向は音色の変化。音楽的な知識がなくても、思うままに指を動かすだけでかっこいいフレーズが生み出せるのがKaossilatorの醍醐味だ。音程を外さずに演奏できるのは、曲調に合った演奏を実現するスケール機能によるもの。半音階、メジャー/マイナー・ブルース、ペンタトニックなどバリエーション豊かな35種のスケールを用意。スパニッシュや琉球、ラガなどを選べば民族音楽的なフレーズもカンタンに生み出せる。
内蔵されるサウンドはEDM、ヒップホップ、ハウス、テクノ、ダブステップ、エレクトロなどさまざまなジャンルのダンスミュージックに対応する合計150種。シンセ・リードやベースはもちろん、ピアノやギターをシミュレートしたアコースティック・サウンドや、コード、DJプレイに効果的なSEも用意。指の位置によってフレーズが変化するドラム・パターンも秀逸だ。
ループ・シーケンサーは最大5パートまでフレーズを重ねることが可能。まずは、厳選された50種のプリセット・ループを鳴らしてみよう。ループ・シーケンサーは、ライブ・パフォーマンスにも効果的。ループをシームレスに切り替えたり、一部のパートのみを抜き出して組み合わせたり、組み合わせはそのままにパートのミュートで展開を作るなど、ライブ・リミックスのようなプレイが手軽に楽しめる。
▲スケールとキーを指定すれば、曲にあわせてアドリブ演奏も楽しめる(左)。サウンドはカテゴリ分けけされており探しやすい(中)。ループ選択画面ではパートの組み合わせも可能(右)。
また、演奏のリアルタイム・レコーディングや、完成したループのオーディオファイルへの書き出しも可能(Google Play Musicへの共有を使用)。本格的な音楽制作への活用も考えられているのもポイントだ。さらにあらかじめ用意したオーディオ・ループ・ファイルのインポートも可能。再生するだけでなく、タッチパネルにアサインされたフィルター・エフェクトでKAOSS PADのようにサウンドを変化させられる。
価格は1,980円、2017年1月5日までは発売記念セール価格として980円で購入できる。アプリならではの手軽&本格的な楽器体験をAndroidスマートフォンでも味わってみよう。なお、コルグは現在、iOS、Windows、Mac用の音楽制作ソフトウェアのセールを実施中だ。こちらもお見逃しなく。
製品情報
価格:1,980円 / 2017年1月5日まで発売記念セール価格:980円
発売日:2016年12月1日
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