エレクトロニック音楽のパイオニア、ジャン=ジャック・ペリー、死去
エレクトロニック・ミュージックの先駆者、ジャン=ジャック・ペリーが金曜日(11月4日)、スイスの自宅で亡くなった。肺がんを患っていたという。87歳だった。
◆ジャン=ジャック・ペリー画像
彼の友人でコラボレーターのDana Countrymanは訃報を伝え、こう彼を称えた。「ジャン=ジャックは、モーグ・シンセサイザーが1967年一般に売りに出されるはるか前の1952年にエレクトロニック・ミュージックをレコーディングし始めていました。パリからニューヨークへ移住した彼は、史上2台目のモーグを所有し、Gershon Kingsleyと初のモーグ・アルバムを発表しています。ウェンディ・カルロスがモーグ・アルバムをリリースする2年前です」
「ジャン=ジャックは、ポピュラー・エレクトロニック・ミュージックの真のパイオニアでした。彼のクレイジーでハッピーな音楽はCMからセサミ・ストリート、ヒップホップの曲、ダンス・リミックスの中まで、どこでも聴くことができます。最も有名なのは、ディズニーランドのエレクトリカル・パレードでしょう(「Baroque Hoedown」)。最近では、シンプソンズやサウス・パークでも使われていました」
ペリーは50年の間に30枚近くのアルバムをリリースし、多くのアーティストが彼の曲をサンプリングしてきた。
ディズニーランドの元音楽監督Don Dorseyは、「ジャン=ジャック・ペリーの音楽は幻想的で、ディズニーのパレードを通じ、世界中のたくさんの人々に幸せをもたらした」と追悼している。
合掌。
Ako Suzuki