Acid Black Cherryの映画『L-エル-』は“観るロックアルバム”
11月6日(日)、映画『L-エル-』の完成披露上映会が行われ、広瀬アリス、古川雄輝、高橋メアリージュンなどの出演キャスト、監督の下山天らが舞台挨拶を行った。
◆映画『L-エル-』 場面写真
ヒロインのエルを演じた広瀬アリスは舞台挨拶で「すでに完成されたアルバムの実写化ということで、Acid Black Cherryさんのファンの皆さんも色々な意見があると思いますが、私はこのエルに挑戦させてもらえて良かったです」とコメント。また、波乱の人生を送ったエルに共感できる部分は?との質問には「本当に一途で、純粋で、優しすぎる女性で、好きな人に尽くしたい、優しくしたいというところ」と答えていた。
音楽アルバムの国内初の映画化に挑んだ下山天監督は、監督のオファーが届いた時「今までの方法が全く使えないのではないか」と非常に悩んだという。しかし「映画界も、音楽業界でもやったことない、全く新しい映画づくりをやらなければいけない。思いきって、観客の皆さんには全く新しい映像体験をしてほしい」との思いで快諾したとのこと。
続けて、「本当に毎日が挑戦でした。Acid Black Cherryのアルバムが“聞くロックアルバム”であり“読むストーリーアルバム”なので、映画では“観るロックアルバム”をとスタッフが一丸となって作りました。本日この映画を通して、アルバムに込めたyasuさんの想いを伝えられた事を嬉しく思います」と感慨深く語った。
イベント内では、登壇した男性キャスト3名が演じた中で、恋に落ちてしまうキャラクターは誰?という質問に対し、高橋メアリージュンも古畑星夏も即答で、古川雄輝演じるオヴェスを指名。一途で健気との答えに対し、エルに暴力を振るう役の平岡祐太は「そりゃそうですよ」と苦笑い。また広瀬が「個人的には、、」と前置きした上で、会場にいないパン屋を指名したこともあり、オヴェスを演じる古川が「エルには、せめてオヴェスと言ってほしかったなぁ」と笑うなど、終始和やかな雰囲気でイベントが行われた。
最後には広瀬アリスが「独特の世界観なので、ご覧いただけると、どんどん引き込まれていくと思う。スタッフもキャストも身を削って作った作品なので、ぜひ多くの方に広めてほしい」とアピール。
最新の映像技術を駆使して制作された今作は、波乱の人生を送った女性“エル”(広瀬)の愛をテーマにしており、エルとエルを生涯想い続ける幼なじみの絵描きオヴェス(古川) の二人の生涯を綴った壮大な物語が“真実の愛”とは何かを訴えている作品である。今月11月25日(金)より全国公開。
映画情報
原作:Acid Black Cherry 4th ALBUM『L-エル-』より
脚本:下山天、阿久津朋子 監督:下山天制作プロダクション:AOI Pro.
配給:東宝映像事業部
・公開
2016年11月25日(金)
(C)2016映画「L-エル-」製作委員会
◆映画『L-エル-』オフィシャルサイト
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