ポール・マッカートニー「ザ・ビートルズ時代、ステージに上がるのが怖かった」
ポール・マッカートニーが、オフィシャル・サイト(Paulmccartney.com)を通じ、ファンからの質問に答え、ザ・ビートルズ時代、ステージに上がるのが怖くて止めようと思ったことがあると明かした。
◆ポール・マッカートニー画像
ロシアのファンから「人生で最も恐れていることは何ですか? そしてそれをどう乗り越えましたか?」と問われたポールは、2つの事柄を挙げた。
「最も怖いこと? 子供のときは、近所のギャングに袋叩きにあうことだった。これは純粋に身体的な恐怖だ。僕が住んでいたところはガラが悪く、道で会ったら、反対側に避けなきゃならない男たちがいた。だって、彼らが“おい、何見てるんだ?”って言うのがわかっていたからね。それに正しい答えなんてないんだ! “君だ”なんて言ったら、彼らは向かってくる! “君じゃない”って言ったって、彼らは向かってくる!」
「パフォーマンス、いつも、オーディエンスから嫌われている、自分の能力を証明しなきゃならないって感じていた。だから、たくさんの人がステージ恐怖症になり、ナーバスになるんだ。“どうしよう、僕はサイテーで、彼らは僕を嫌い、なにもかも最悪だ”って考える。これが、最初に恐れたことの1つだったと思う。ウェンブリーで公演を開いたとき、もう全て止めようって思ったのを覚えている。Poll-Winnersの公演、ザ・ビートルズ初期のことだった。胃がぎゅっとなり、体調も悪くなって、“止めたほうがいい、辛すぎる、僕は何をしているんだ?”って考えていたこと、覚えている。それは乗り越えたよ。ご存知のとおり、僕は止めてない!」
そして、スタッフから「いまでもステージは怖い?」と追加質問されると、「そんなに悪くないね」と答えた。「僕はツアーをやるとき、いつもプロモーターに“1公演だけ売りに出し、どうなるか見てみよう”って言うんだ。で、彼から連絡があり“ソールド・アウトだ! 20分でだ!”って言われると、僕は好かれているんだなって安心する。自信が持て、おそらく、リラックスもできるんだと思う。多分、彼らは僕が好きなんだって。それでショウをもっと楽しめる」
Ako Suzuki
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