リック・ウェイクマン、ロックの殿堂入りをボイコット?
リック・ウェイクマンは、イエスがロックの殿堂入りすることになっても、式典には出席しないかもしれないという。メンバーとの確執があるわけではなく、主催者が長年、プログレッシヴ・ロックやイエスを冷遇してきたことに腹を立てているそうだ。
◆イエス画像
彼は、米ボストンのラジオ局WRORにこう話した。「なぜ殿堂入りしたのかわからないバンドがいる。そして、イエスのように“なぜ殿堂入りしていないのか?”ってバンドがいる。僕にしてみれば全く筋が通っていない」
「彼らにとって、プログ・ロックに関係するものは何であれ禁句のようだ。ロックンロールの歴史上、(プログ・ロックは)最も独創的で、ミュージシャンに最大級の影響を与えた音楽であることは証明されているっていうのに、いまだ無視されている。僕は出席するかわからない。プログ・ロックやイエスがどう扱われてきたか、すごくムカついているんだ。僕は忙しいかもしれない。その夜は、髪を洗っているかもしれない」
イエスがノミネートされるのはこれで3度目。メンバーはジョン・アンダーソン、ビル・ブルーフォード、スティーヴ・ハウ、トレヴァー・ラビン、クリス・スクワイア、リック・ウェイクマン、アラン・ホワイト、トニー・ケイが候補に挙がっている。
2017年に殿堂入りするアーティストは12月に発表される。
Ako Suzuki