大森靖子、LINE LIVEで40万人が視聴した全国ツアー初日公演

大森靖子の全国ツアー＜TOKYO BLACK HOLE TOUR＞が10月1日（土）、秋田・湧太郎 國之譽ホールにて初日公演を迎えた。

◆ライブ画像

この日のライブはツアータイトルにもなっている「TOKYO BLACK HOLE」からスタート。酒造の蔵を改修された趣あるホールには、大森靖子のか細くも力強い歌声が響き渡り、本人の真骨頂である弾語りライブの魅力が存分に発揮されるライブとなった。

「絶対彼女」では観客の中からマイクで一緒に歌いたい人を募集する場面も。サビの“絶対女の子がいいな”というフレーズでは「女子！」「おっさん！」「ソロ！」と分けて一緒に歌い上げ、独特の一体感も演出した。

ライブ中盤では、10月26日（水）に発売するシングル「POSITIVE STRESS」から「非国民的ヒーロー」を弾語りver.で初披露。この曲に関して大森靖子は「作曲がの子くんで、作詞がわたし大森靖子です。なので、作曲分の余力を振り絞った歌詞になってるので、CD買って、歌詞を朗読してください。」と歌詞に対する思いを語った。


そして終盤に披露されたライブ定番の人気曲「ミッドナイト清純異性交遊」では、突如客席に乱入、今回のツアーグッズである「逃げ猫ジュレ」のペンライトや意識高いTシャツをお客さんと共に紹介する一幕もあった。グッズを紹介した後は「ミッドナイト清純異性交遊」を再度歌い直し。ペンライトの鮮やかなピンクに囲まれて歌唱する大森靖子と観客の一体感はピークに達した。

ちなみにこの日会場の壁一面に「大森」とゴシック体の文字が大量に貼られていたのだが、これは「昔、よくあるドラマのワザとらしい風景で、ストーカーとかの部屋で好きな人の写真をバーッと壁に貼ってあるのが、写真じゃなくて文字なのが、いかにも私っぽいというか…」と装飾の中で一番お気に入りだと明かした。

ライブの最後には未発表曲「オリオン座」を披露。「新曲やからね、こういうことあるよね」と途中、歌詞を忘れる場面もあったが、身に染みる歌声で最後までしっとりと歌い上げこの日のライブが終了した。

インディー時代の名曲からメジャーデビュー後の人気曲まで、様々な“今”の大森靖子を彼女らしい世界観で表現した初日公演。ライブの模様はLINE LIVEでも生配信されていて、視聴者は40万人以上にもなった。現在はアーカイブで見られるとのことだ。

弾き語りアリ、バンド編成アリの盛りだくさんなツアー内容で行われる全国ツアー＜TOKYO BLACK HOLE TOUR＞は、この後11月18日（金）の東京公演まで続く。





◆大森靖子 オフィシャルサイト