矢野ブラザーズ「僕らがアフリカとの懸け橋に」
10月2日、国際非暴力デーにジャパニーズとアフリカンの融合イベント<アフリカ☆零年>が赤坂BLITZにて開催された。
◆<アフリカ☆零年>画像
このイベントは苦境の中にも笑顔のあるアフリカを知ってもらうことを目的に、ジャフリカンと呼ばれる日本とアフリカのコラボ音楽やファッションを通じてメッセージを発信する異文化交流だ。史上初の「音楽」「ファッション」「写真」での日本とアフリカのエンタテイメントを通してのイベントとして話題となっていた。
開演に先立って開催された記者会見では、アフリカ☆零年実行委員長の代表理事・エニング・サムエルPOPから「アフリカの良いところと日本の良いところが結びついて、日本とアフリカが手を組んで発展していくことが私の願いです。カルチャー/音楽/ファッションなど様々な部分で日本とアフリカがコラボレーションすれば全く新しいエンタテインメントが生まれる。それが“ジャフリカンエンターテインメント”。このイベントをひとりひとりの皆さんが話して広めてほしい」と語った。
イベントに共鳴し参加することになった出演者は、異次元の着物を作り出すファッションデザイナーの紫藤尚世、日本ソマリア青年機構代表の永井陽右、危険地帯での撮影を続ける写真家の瀧野恵太、そして日本ソマリア基金・アンバサダーミュージシャンの松井亮太など、一線で活躍するプロフェッショナルばかりだ。
その中で特に注目を浴びたのが、日本人の父とガーナ人の母を持つ兄弟3人のボーカルユニットのYANO BROTHERSだった。イベントでは、「ジャフリカンを通して自分達が持っている2つのルーツジャンルにとらわれずブレンドして音楽を通しメッセージを伝えたい」と語っていた。約1000人を集めたイベントは午後4時からスタート、その後約3時間にわたって、司会を努めたインド出身のタレント・サミーによる軽快なトークと共に、シンポジウム、ライブ、そしてファッションショーが披露された。
◆矢野ブラザーズ・オフィシャルサイト