【ライブレポート】GEM、武田舞彩に思いを馳せた定期公演
8月21日、GEMが東京・AKIBAカルチャーズ劇場にて定期公演<GEM Live Mixture 2016 ~4th STAGE~>を開催した。
◆GEM イベント画像
イベント当日は、ロサンゼルスに留学している武田舞彩18歳の誕生日。メンバーはおそろいの赤いネイル(赤=スタールビー=舞彩のメンバーカラー)でステージに臨み、集まったGEMILY(GEMのファン)も前回の公演から新しくなったオープニングSEタイミングで一斉に赤のサイリウムを灯すなど、遠い空の下で頑張る仲間への思いを馳せるところからスタートした。
「Fine! ~fly for the future~」や「Star Shine Story」「FLY NOW!!」、そして最新曲「Spotlight」などの楽曲が並んだ前半では、当時、留学を発表した舞彩と日本に残るメンバーたちの決意と新しい世界に向けての飛躍を誓った「Tears in the sky」を新体制で初めて披露。
また、今回の公演テーマは夏ということで、リーダーの金澤有希が新メンバーの西田ひらりを呼び出して、公園のベンチでライブの内容を相談する映像が流れるシーンも。「夏というテーマでやりたいことは?」という金澤の質問に、「蝉取り」「マラソン大会」「みんなでかくれんぼ」と案を出していく西田。そのひとつひとつを西田が実演してみせると、映像にも関わらず、客席からは「かわいい……」というため息にも似た声が漏れていた。
映像が終了し、暗転したステージ上には「夏と言ったら、やっぱ、これでしょ。」と、ちょっと大きめな甚平を着た西田が登場。ここからは夏らしく、甚平姿を初お披露目してのステージとなった。ちなみに金澤から「まほちが違和感なさすぎて。」と言われてしまうほどに甚平を着こなしていた、自称“横浜のギャル”伊山摩穂は、この夏、お祭りに行ったものの、あいにくの雨でびしょ濡れになりながらじゃがバターを食べたという今年の夏の思い出を語る。一方、金澤から「まあまあ似合ってる」と評価された熊代珠琳は、この夏やりたいこととして、新体制に入ってみんなで遊びに行ったことがないので、全員でBBQがしたいと話していた。
昼公演では、GEMの年下組(小栗かこ、村上来渚、伊山摩穂、平野沙羅、西田ひらり)が、小栗の好きな夏うた、YUIの「SUMMER SONG」をカバー。夜公演では、年上組(金澤有希、伊藤千咲美、南口奈々、熊代珠琳)が、西野カナの「Darling」を披露し、観客をキュンキュンさせた。
さらに、夏の定番曲「夏祭り」のカバーでは、メンバー全員が元気を爆発させながら、曲間にひとりずつ好きな男性のタイプを告白。「女々しくない人」「LINEすぐ返してくれる人」「声が低い人」「顔がトゥルトゥルな人」「眉毛が上がってて目が一重な人」「ドSな人」「黒が似合う人」「面白い人」「嘘をつかない人」と発表されるたびに、客席のいたるところで観客から声が上がっていた。
そんなファンの興奮を引き継ぐ形で披露された「Can’t Stop Loving」では、終盤、南口奈々がいきなりハスキーな声で歌い出す。思わず他のメンバーは顔を見合わせて笑い合っていたが、実は、元々同パートを担当していた武田舞彩のハスキーボイスをオマージュしてのこと。そして最後に、こちらもまた新体制後初パフォーマンスとなった「Just Call Me」で投げキッスをキュートに決めて、公演を締めくくった。
なお12月まで毎月開催されるGEMの定期公演は、9月18日に同じくAKIBAカルチャーズ劇場にて開催される。来月のテーマは、秋から連想される“学園祭”ということで、メンバーから「制服着ちゃう!?」という発言も飛び出しているようだ。