悪魔のエクストリーム・ヴォイスと天使のクリーン・ヴォイス

野獣のようなデス・ヴォイスとメロディアスなクリーン・ヴォイスを使い分けるヴィッキー・サラキスがヴォーカルを務めるメロディック・デス・メタル、ジ・アゴニストの5thアルバム『ファイヴ』が9月28日に日本先行で発売される。

◆ジ・アゴニスト画像

もともとアリッサ・ホワイト・グルーズがヴォーカルを務めていたが、アーチ・エネミーに加入するために脱退。バンドの存続に暗雲が垂れ込めることになったが、ヴィッキー・サラキスを迎えて復活を果たした。

「多くの曲にストーリーがある。このアルバムを聴くことは、我々の世界に逃げ込んでくるようなもの」とヴィッキーが語るとおり、『ファイヴ』はジ・アゴニストの創り出すメタリック空間への旅路なのだ。


本編ラストではアイルランドのシンガー・ソングライター、ホージアの2013年のヒット曲「テイク・ミー・チャーチ」がカバーされているが、ダークかつソウルフルにジ・アゴニストのスタイルで完全咀嚼された名演だ。日本盤にはボーナス・トラックとして「ザ・レイヴン・アイズ」のアコースティック・ヴァージョンが収録されている。