【音踊人 04】大好きな音楽と美味しいご飯と愉快な仲間たちと少しの不便さ<JOIN ALIVE>編(めん子ちゃん)

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あなたとの関係を終わらせない為にひとつだけワザとやり残している事がある。私はまだレジャーシートを干していない。これが終わると<JOIN ALIVE>ともサヨナラしなくてはならないのだ。単なるズボラじゃね? 違いますよーだ(笑)。

北海道の夏の始まりを感じるのはこのイベントのおかげだ。しかし終わってはいない。もう次へと始まっているのである。

今回私たちはオアシスエリア6区画(遊園地内でキャンプ出来るサイトね)総勢13名で参加した。キャンプをするということは入場券、オアシスエリア区画証、B駐車券を確保をしなくてはならない。まずこれが大変なのである。チケットを確実にゲット出来る方法を作戦会議(という名目の飲み会)する。それはまだ雪の北海道、2月から始まっている。チケット販売方法が発表され、アーティストが発表され、タイムテーブルが出るまで作戦会議は幾度となく繰り返される(単に飲みたいだけだろ!)第一回から参加しているのにまだ納得のいく準備が出来ないのは何故なのだろうか。誰か教えて(笑)。

レジメを作りみんなに指示を出しテントサイトの飾り付けなど仕切るのはもはやライフワークとなっている(単なるおせっかい野郎?)。レジメの持ち物の項目には「自己判断力」を載せている。今回初参加の人がいたので、以下の文章を加えた。

「初参加の方がいるので先輩風を吹かせましょう」

いやいや、吹かせんのかーい!

素直な仲間たちは私が指示した通り、ステージを観る時の注意点やどこのトイレが空いてるか、フェス飯を買う時間帯など様々な情報を提供していました(笑)。

私たちの戦いは2日目の朝から始まる。昨夜まではテントサイトで楽しくBBQをしてゆったりとした雰囲気の中会話を楽しみ、それまで観たステージの話題で盛り上がりじゃあまた明日!なんて穏やかな日を過ごしたはずなのに…。

日の出と共に肉を焼く。

自分が多めに持って来てしまった肉や食材を残して持って帰りたくないが為に、我先にと肉を焼く。その肉を人に食べろ食べろとすすめる。焼き台はローズステージのレジャーシートゾーンの取り合いの如く自分の食材をとにかく広げる。何年も参加しているのに学習の出来ない仲間たちよ。そんな仲間たちを私は誇りに思う。このメンバーだからこんなに楽しいんだよね。

今年の<JOIN ALIVE>に凄いヤツが現れた。彼の名はTHETA。
彼は私たちの全てを写し出す。自分の知らない一面まで丸見えだ。決して見たくない後姿まではっきりと。360°を撮影してしまうヤバいカメラ。BARKSさんの特別企画に興味を持った私は無料レンタルという言葉にまんまと釣られ(感謝しております)ブースへお邪魔してお借りしてきた。まずやってみたかった観覧車頂上からの撮影。とにかくシャッターを押す。押す。押す。


それからみんなの待つテントサイトへ行き、また押す。押す。押す。普通のカメラだとつい意識してしまい自然な表情が撮れないがこのTHETA君、まずカメラに見えない。私は彼を頭の上に乗せたり手を伸ばしたりしていたが、写真と撮っていることにみんな気づいていない。その後アプリから見た写真はもう凄い!面白い!ナニコレ!状態でみんなの興味を充分引くことができた。とにかく、撮られている感覚がないので意識することがなく在るがままの姿なのだ。しかも360°撮影するので見切れている人もいない。

貴重な体験をさせていただきありがとうございました。購入も検討させていただきます。(プレゼント企画で当たることを強く願う)

そして今回の<JOIN ALIVE>では初の試み<SAKANATRIBE>という大イベントもあり、サカナクション大好きっ子の私たちは例年より気合いを入れて挑みました。未知の世界。何が始まるのだろう。リフトで山頂に? 全くイメージが湧かない。夏フェスに完璧さを求めてはいけない。とにかく防寒対策と無理をしないことだけは肝に銘じてソコにあるものを感じて楽しもう。

<JOIN ALIVE>での最終ステージを堪能し<SAKANATRIBE>会場へと向かう。そこで待ち受けていた物は…山頂へと向かう人の長蛇の列。23時スタートにはどう考えても間に合わないであろう人の数。まずは笑った。私たちは徒歩でも行けるという甘い言葉に乗せらてスキー場の山を登って行った。山頂まで600mとは書いてあるが斜面はキツく木の枝は引っかかるし足元は見づらいし方向はよく分からないしサバイバルへと化して行った。


でも面白い。ナニやってるんだろ自分、テンションはどんどん上がってくる。一緒に行動しているメンバーの中には私の妹もいた。お母さーん、あなたの娘たちはこんな真夜中に夏のスキー場を登っていますよー。丈夫に産んでくれてありがとうー。姉妹の声は母に届いただろうか?やっとこさっとこ登りつめた頂上の先にあった物は…。

楽園だった。心地よい音楽が流れる不思議な光景。フードエリアがあり巨大テントがあり人々は自由にその空間を楽しんでいる。私の目に飛び込んできたのはカレーだった。まずは登山してきた自分へのご褒美、ご褒美。


深夜に山頂で食べるカレーはとても美味しかった。(食べてる、飲んでるシーンが多すぎ?)<SAKANATRIBE>会場はとても懐かしい感じがした。北海道の音楽フェスを知っている人にはそう、なんとなくお分かりだろう。懐かしさと新しさを感じ夜は明けていった。

<SAKANATRIBE>が終わり下山する人たち。早朝から急斜面を徒歩で下る私たち。もう色んな感覚が麻痺していたのかもしれない。テントサイトに着いた私たちにはまだ焼肉フェスティバルが待っていた…。

さて、明日こそレジャーシート干しましょうか…ね?

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