ビヨンセ「私たち全員に怒りを行動に変える力がある」
ビヨンセが、今週アメリカで起きた黒人男性が白人警官により射殺された2つの事件に対し、「フリーダム」と題したメッセージを発表した。
◆ビヨンセ画像
「私たちは、私たちのコミュニティーで若い男性や女性が殺されることにうんざりし疲れている。彼らが“私たちを殺すのを止める”よう立ち上がり、要求するのは、私たちにかかっている。私たちに同情は必要ない。私たちに必要なのは、みんなが私たちの命をリスペクトしてくれること」
「これら命の盗人は、私たちに無力さや絶望感を覚えさせる。でも、私たちは、次の世代の権利、善を信じる次の若者たちのために闘っているとの信念を持たなくてはならない。これは人類の闘いよ。人種や性別、性的指向なんか関係ない。これは、社会の隅に追いやられたと感じる人々、自由や人権にもがいている人々のための闘いよ」
「恐れは言い訳にならない。憎しみが勝つことはない」「私たちみんなに、怒りとフラストレーションを行動に向ける力がある」と、力強く呼びかけた。
また、ビヨンセは木曜日(7月7日)UKグラスゴーで開いた公演で、2人の被害者たちへ黙祷を捧げ、同様の事件の犠牲となった人々の名前をスクリーンに映し出したという。
今週起きた2つの黒人男性射殺事件に関しては、ケイティ・ペリー、ブルーノ・マーズ、ドレイク、パブリック・エナミーのチャックD、ジョン・レジェンド、ビヨンセの妹ソランジュ、NE-YO、ジャスティン・ティンバーレイク、ニック・ジョナスらからも抗議の声が上がっている。
どちらの事件も目撃者が撮影した映像がネットで公開され、その非情さが衝撃を与えた。
Ako Suzuki