Salyu×小林武史、東京フィルハーモニー交響楽団と再演「貴重な経験」
Salyuが、6月19日東京・Bunkamura オーチャードホールにて<billboard classics Salyu with 小林武史 Premium Symphonic Concert 2016>を開催。東京フィルハーモニー交響楽団を従え、「アイニユケル」「to U」「landmark」といったヒット曲の数々を豊穣なオーケストレーションで生まれ変わらせた。
◆コンサート画像(全6枚)
指揮者・柴田真郁のタクトによる「序曲」から厳かに始まったこの日のコンサート。白を基調としたミニドレスに身を包んだ Salyuと小林武史がステージに現れると、改めて大きな拍手が場内を満たした。そのまま「I BELIEVE」「プラットホーム」といった楽曲を、丁寧に表現していくSalyu。「フルオーケストラと共演するなんて、人生で何度もできない貴重な経験だから、今日はドキドキしています」と語りつつも、堂々たる歌声で観客を惹き付けていた。
2部制の後半は、オーボエやファゴットといった管楽器とハープのアンサンブルが美しい、ドビュッシー「月光」の演奏で幕を開けた。Salyuは衣装を替え黒のパンツドレスで登場。このコンサートが2015年11月に行なったツアーの再演であり、再び東京フィルハーモニー交響楽団と共に舞台に立つ喜びを口にすると、「その、昨年のコンサートでは行なわなかった、言わばbillboard classicsに置ける“新曲”を3曲演奏したいと思います」と語り、不穏なメロディが耳に残る「リスク」、のびのびとした「青空」、明るく弾むような「LIFE(ライフ)」と、曲調の異なる3曲を立て続けに披露した。
アンコールではこの日が父の日だったことにも触れて、和やかな雰囲気を場内にもたらしたSalyu。大きなアンコールの拍手に応えるように、「コルテオ〜行列〜」「Lighthouse」を切々と歌い上げ、国内最高峰の音響を誇るオーチャードホールでのコンサートを大成功に終えた。
なおSalyuは、来週6月24日には<JTB presents 日光東照宮御鎮座四百年記念 Special Concert>に出演するほか、7月末の<Reborn-Art Festival × ap bank fes 2016>、8月6日の<音霊 OTODAMA SEA STUDIO 2016 Salyu × さかいゆう>を控えている。さらに8月には対バンツアー<Salyu Live 2016 Sonorous Waves>を開催。Aimer(8月8日 大阪公演)、片平里菜(8月29日 東京公演)をゲストに、HARUHIをオープニングアクトに迎えたライブを展開する。
photo:Taku Fujii
■セットリスト
01. 序曲
02. I BELIEVE
03. be there
04. プラットホーム
05. アイニユケル
06. THE RAIN
07. to U
08. 月の光 / ドビュッシー(オーケストラのみ)
09. Dramatic Irony
10. landmark
11. リスク
12. 青空
13. LIFE(ライフ)
14. 風に乗る船
EN01. コルテオ〜行列〜
EN02. Lighthouse
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