【ライブレポート】GEMが3周年ライブ。留学前の武田舞彩に金澤有希「私たち9人がずっとGEMを守るから。」

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「Do You Believe?」「The Brand-New Girl」などを披露した2部の後半ライブパート。伊山がこれでもかと煽れば、南口奈々もステージの先端から手を伸ばして、腰をかがめて客席にマイクを向ける。ちゃんまんはマイクを観客側に向けたまま、自身もオフマイクで歌う。会場はペンライトを振っての狂喜乱舞状態へ。音量が大きくなり続ける観客のコールに応えるように、GEMは全身を使ってアグレッシブなライブを披露し続けた。


アンコール。歌われたのは、この10人にとって大切なメジャーデビュー曲「We're GEM!」。センターの舞彩を中心に伊藤、南口、熊代、村上、伊山らメンバーが駆け寄っては笑顔で舞彩とアイコンタクトしながら歌われたこの曲。終盤、ファンからの「小栗と言ったら小栗かこ!」の大コールに続く舞彩ソロでは、品川ステラボールでのワンマンライブの時と同様に、腰を落としたメンバーが舞彩の周りを囲んで、舞彩を送り出すような演出がなされていた。

そしてここで、メンバーから舞彩へのサプライズが。舞彩に続く村上のパートのところで、9人はひとりずつ立ち上がり、舞彩のほうを向いて「舞彩の歌声大好き!」「寂しいけど頑張ってね!」「ずっと妹!」「ずっと待ってる!」「一緒に頑張ろうね!」「舞彩、安心して行ってきてね!」などなど、舞彩に向けての激励、メッセージを送ったのだ。予想していなかった展開に、舞彩は顔を覆って号泣。同じく涙に濡れた9人と舞彩は、3年前に夢見てた景色を目の前にして「とびっきりの宝石たちになってみせるんだから」と、声を重ねたのだった。

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この日、GEMの各メンバーはSNSなどに、日本武道館で撮った3年前の写真を掲げた。

そして冒頭で記したとおり、センターの武田舞彩は、自身のスキルアップのため、そしてGEMのため、7月からロサンゼルスへと旅立つ。一方、国内に残る9人は新体制へと移行する。

10人の原石たちは、それぞれの場所で、さらに強い輝きを放つために自分たちを磨き続けていく。未来と、そして仲間を信じて──。

「舞彩には安心してロサンゼルスに行ってもらいたいなって、私たち9人がずっとGEMを守るから。GEMILYと私たち9人を信じて行ってきてください。そして、私たちが3年前に立ったあのステージに、もう一度、10人全員必ず立ちたいと思います。みなさん、ずっと応援をよろしくお願いします。」── 金澤有希(GEMリーダー)


text and photo by ytsuji a.k.a.編集部(つ)

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