『2016年 JASRAC賞』は三代目JSB「R.Y.U.S.E.I.」が金賞受賞。「初心を忘れずに、日々精進していきたい」

またAKB48「恋するフォーチュンクッキー」がCMなど幅広く利用され、前年の金賞に続く銀賞を獲得。また銅賞として、ウエディング・ソングの定番として結婚披露宴やカラオケで利用された中島みゆき「糸」が表彰された。式に欠席した「恋するフォーチュンクッキー」作詞の秋元康と作曲の伊藤心太郎、そして同曲でセンターを務めたHKT48指原莉乃、「糸」作詞作曲の中島みゆきからは以下のメッセージが届けられた。

「昨年の金賞に引き続き、JASRAC賞の銀賞をいただけたことを光栄に思います。流行歌という言葉が使われなくなった時代に、同じ曲で2年連続、賞をいただけたことに大きな意味を感じています。多くの方に長く親しまれる流行歌の可能性は、作詞家として励みになります。ありがとうございました。」── 秋元康

「2年続いて素敵な賞をいただけたことを光栄に思っています。JASRACの関係者の皆様、僕を支えてくれている人たち、AKBのみんな、秋元先生、感謝の気持ちでいっぱいです。笑顔と元気を届けられる楽曲をこれからも作っていきたいと思っています。」── 伊藤心太郎

「なんと去年（の金賞）に引き続きまして、「恋するフォーチュンクッキー」が銀賞を受賞ということで、作曲家の伊藤心太郎先生、そして秋元さん、おめでとうございます！ 発売されてから2年以上経っているこの楽曲がこうして受賞できているということは、グループのファンの方だけでなく多くの方に歌って踊っていただけているのかなと思っています。これからも素敵な曲を楽しみにしています。私たちも皆様に愛される楽曲をたくさん歌っていけたらいいなと思っています。」── 指原莉乃（HKT48）

「賞をくださるとの御連絡をいただいて、驚きました。「糸」はヒット曲とかいうイメージには程遠い地味な曲だと思っていたのですが、いつのまにかカラオケで歌ってくださる方がたくさんおいでだった、と知らされて、あらためて心より感謝申し上げます。」── 中島みゆき

海外から最も入金額が多かった国内作品に贈られる国際賞には、アニメ「キテレツ大百科 BGM」（特にスペインからの入金が多かったという）。同楽曲を作曲した菊池俊輔は、「20年以上前に作った作品が、こうして今も、世界中のたくさんの人たちにアニメと一緒に届けられていることを嬉しく思います。」とコメントを寄せた。さらに日本国内で使用されている外国作品の中で最も分配額が多かった外国作品賞は、ディズニー映画『アナと雪の女王』より「LET IT GO from the DISNEY film "FROZEN"」となっている。