あらゆるモノを楽器に変える「Mogees」登場、テーブル・グラス・ティーポットを叩いて擦って楽器演奏
あらゆるモノを楽器に変えるユニークなガジェット、「Mogees」(モジーズ)が発売され、話題を集めている。
◆Mogees~映像~
「Mogees」は、振動センサーと音楽アプリ/ソフトウェアを組み合わせたユニークなガジェット。テーブル、グラス、チェア、ティーポットなど身の回りのモノにMogeesを貼り付けて、iPhone/iPad、Macと接続。弾く・擦る・打つなどのジェスチャーで生じる振動を音楽的なサウンドに変換する。言葉でちょっとややこしいが、その楽しさは、ビデオを見れば一目瞭然だ。
その仕組は、弾く・擦る・打つといったジェスチャーをMogeesが認識&学習し記録、そのジェスチャーを自由にMogeesのサウンド・エンジンやMIDIノートに関連付けするというもの。MogeesのiOSアプリはドラム、パーカッション、弦楽器、シンセなど多彩なサウンドを収録。これらはジェスチャーでコントロールできるようデザインされている。また、MogeesはMIDIコントローラーとしても利用可能。ジェスチャーでMIDIノートを出力し、DAWのシンセやドラムをプレイすることも可能だ。ソフトウェアはiOS用アプリおよびMac用Audio UnitまたはVSTプラグイン・ソフトウェアを用意(今後はWindowsにも対応予定)。
▲円形のセンサーから伸びたケーブルをiPhoneのマイク/イヤホン端子に接続して使用。コネクタ部にはイヤホンジャックも用意されている。
このユニークな楽器ガジェットを開発したのは、イースト・ロンドンを拠点とするオーディオ・テクノロジー企業、Mogees Ltd. 。創設者であるブルーノ・ザンボルリンは、パリの IRCAM/ポンピドゥー・センターとロンドンのゴールドスミス・カレッジでの5年間にわたる研究中にこのプロジェクトを開始。クラウド・ファンディングのKickstarterキャンペーンによって世界中のメディアから注目を集め、現在では世界中のミュージシャンやアーティストに愛用されるブランドとなっている。日本ではエムアイセブンジャパンが同社のディストリビューションを4月より開始、「Mogees」の販売をスタートしている。
製品情報
価格:オープン(MI STORE価格 15,800円)
発売日:2016年4月28日
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