アンジュルム 田村芽実「泣いてしまったらそれもパフォーマンスの一つ」

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アンジュルムが4月27日にリリースしたニューシングル「次々続々/糸島Distance/恋ならとっくに始まってる」の発売記念イベントが翌28日にタワーレコード渋谷店 B1「CUTUP STUDIO」にて行われ、イベント前には報道向けの取材イベントが開かれた。

◆アンジュルム 画像


今回のシングルはアンジュルムに新たに加入した上國料 萌衣(かみこくりょう もえ)にとって初めてのシングル。「次々続々」は初めて本格的なラップを絡めたダンスナンバーで、リーダーの和田は「アンジュルムらしい歌詞が印象的です。私達アンジュルムが加入卒業を繰り返すグループなのに対して“出会いと別れ”をテーマにした歌詞で、“行って おいで ゾクゾクさせてやれ”っていう歌詞もあるので力強いアンジュルムが見られるんじゃないかなって思いますね」と語る。「糸島Distance」はアンジュルム名義になってから初めての失恋ソング。上國料萌衣がメインでボーカルパートをとっており、シュールな踊りも見どころだ。そして「恋ならとっくに始まってる」は約2年ぶりのつんく作曲。こちらはこの春卒業するメンバーの田村芽実にフィーチャーし、彼女のセリフから彼女のパートで終わる。


つんく♂からのライナーノーツには「この曲で皆暴れてください」とあるとのこと。田村はこのシングルがラストシングルとなるが、「恋ならとっくに始まってる」については「つんく♂さんが曲を書いてくれたって聞いて、レコーディングの時にはつんく♂さんに向けて歌おうって思ったんですけど、つんく♂さんとやりとりをしていて『これからもいつまでも歌を大切にしていてください』という言葉を頂いたので、歌を大切にしたいなと思います」とコメントした。

ミュージカル女優になる夢のためにアンジュルムを卒業する田村芽実。記者陣から「恋は始まってるんですか?」という質問が飛ぶと、「恋ですか!? ないですよ!」とびっくりした調子で周囲を笑わせていたが、さらに話が突っ込んだ内容になっていくと、「うーん、ちょっと、男の人……私宝塚が好きなので、どちらかというとそっち宝塚の方が好きになっちゃいますね」と舞台にすっかり目が向いている様子だ。

また、ツアーファイナルの卒業公演については「多分泣いてしまうと思うんですけど、泣いてしまったらそれもパフォーマンスの一つとして捉えていただけたら」と、既に女優らしい大人びたコメントを見せる。

一方、今回が初シングルの上國料萌衣は今回のシングルについて「握手会とかでファンの方に『やっとだね』って言われているんですけど、デビューシングルでつんく♂さんの曲を頂けたりとか、「次々続々」もカッコいいし「糸島Distance」でもかなり歌割りを頂けているのですごく嬉しいです」とコメント。

また、熊本県出身でもある上國料萌衣は先日発生した熊本地震に対しても「家族と友人は大丈夫だったんですが、被災した方のことを思うとやはり早く元に戻って欲しいというのが一番です」「余震が続いてるんですが、“今は大丈夫だから安心してね”という言葉はすごく頂きました。帰れないってわかってるんですけど帰りたいって、今はそういう感じです」と故郷を心配する様子をのぞかせた。


記者陣から「先輩がたは優しいですか?」という質問には、なぜか本人より周りの先輩方が(主に竹内朱莉から最初に)「優しいですよ! 優しいよね?」と優しいかどうかはともかく非常にわかりやすいアピールが入る。田村がここで「竹内がこの前ケチなくせに後輩におさがりあげてたんですよ!」とぶっちゃけ、後輩陣もここで「そうなんですよ~」と盛り上がり。さらに後輩の一人である室田瑞希が「もらった服が580円て書いてありました。ファンの方に知らせていただいたんですが…」と衝撃の事実を告げると、竹内からは「え!? 何いってんの!?」と絶叫があがっていた。(ちなみに後輩陣からは「すごくかわいいですよ」と、一応フォローが入っていた)


なお、アンジュルムはニューシングルより「次々続々」の360°動画をYouTubeにて公開中だ。この動画はスマートフォンなどの携帯デバイスで視聴し、再生しながらデバイスをあちこちに傾けることで様々な画角でアンジュルムのパフォーマンスを楽しめるものになっている。

アンジュルムによるニューシングル「次々続々/糸島Distance/恋ならとっくに始まってる」のリリース関連イベントは今後6月まで各地開催予定。また、5月5日より開催のホールツアー<アンジュルム コンサートツアー 2016春 『九位一体』>のラストである5月30日には、田村芽実の卒業公演が日本武道館にて行われる。

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