ニッキー・シックス「ジョン・コラビとのアルバムは焦点が合っていなかった」

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ミック・マーズは、モトリー・クルーのアルバムの中ではジョン・コラビと制作した6枚目『Motley Crue』がベストだと思うと話していたが、ニッキー・シックスはその逆らしい。

◆『Motley Crue』画像

シックスは、スウェーデンの音楽誌『Sweden Rock』のインタビューでこう話したそうだ。「俺はこう言わねばならない。あれは、すごくまとまりのないアルバムだと思っている。俺にとっては、苦痛だったよ。ジョン・コラビは詞が書けないからな。俺がすべてやらなきゃならなかった。歌詞に参加したいっていう奴と一緒にやらなきゃいけないのは初めてだった。そして、俺の基準は高い。だから……、大変だったよ。何ヶ月もかかった。いつもはたいてい、俺は1時間で一連の歌詞を書く。抑制された想いとか怒りがあって、それを(吐き出す)…。難しかったよ。だって、彼は…、十分いい奴だが、そういう炎は持っていなかった」

「「Hooligan’s Holiday」はいい曲だ。「Poison Apples」もな。全体的に素晴らしいサウンドのアルバムだが、ちょっと焦点がずれていると思う。俺だけかもな。コーラスも十分ビッグとはいえない」

シックスは、マーズとトミー・リーがあのアルバムを気に入っているのは、「ドラムは素晴らしい。ギターも素晴らしい。それに、違うシンガーを迎えたというフリーダムもあった」からだと考えているそうだ。

このアルバムを気に入っているマーズは、モトリー・クルーのラスト・ツアー終了後、コラビと一緒にスタジオへ入り、ソロ・アルバムを制作している。

Ako Suzuki
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