【短期連載】佐々木亮介 (a flood of circle) のTHE BLUE TOUR DIARY＿第1回『千葉LOOK』

おはようございます。a flood of circle佐々木亮介です。2月の終わりに『THE BLUE -AFOC 2006-2015-』というベスト・アルバムを発表して、2年振りにワンマン・ツアーを開催することにした。2ヶ月に渡って23公演。今日からそのツアーの覚え書きを記していこうと思う。

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AFOCを聴いたことのない人は『THE BLUE～』を聴いてみてくださいね、めちゃくちゃ良いすよ。

さて、ロックンロールバンドのツアー初日の会場と言えば、千葉ルックである。何でと問われても「そういうものだから」と断固答えざるを得ない。それほどの定番だ。

偉大な店長サイトウヒロシ氏は「男子はデカけりゃ大概OK」の名言の元、ルックでツアー初日を迎えるバンドに漏れなくとてつもなく巨大なツアー・スケジュール入りポスターを作ってくれる。これを全国各地へ持ち回るのが常。ツアーが終いになる頃にはポスターがボロボロになってしまうけれど、それがまたツアーの期間の旅情を思い返させてくれるという素敵なシロモノだ。別の会場にもこれを張り出すから、是非その御目々で見て、大きさにおののいてくださいね。

ツアー初日の演奏はおおむね、粗いけど勢いが良い、というものになる。今日もそう。でもね、ツアーを巡るうちに完成していくものももちろんあるけれど、その時にしかない輝きってものも絶対ある。その輝きみたいなものが……10年やってきたけど今が一番良い感じなんだ。あと22箇所も演る。どこでもいいから遊びにおいでよ。すっげーたのしいから。

ツアー二日目、水戸ライトハウスの楽屋にてこの文書を書いているんだけど、ちょうど今、ベースのHISAYO姐さんが差し入れで貰った3リットルのアサヒ・スーパードライの巨大な缶を抱きしめながら会場入りしてきたところ。a flood of circleの場合、デカけりゃOKは男子にも女子にも適用される法則なのかも知れない。

リハが始まりそうだから、今回はこの辺りで。さあ、今日もデカい音を出してくる。

16/04/03 13:59 姐さんのフェイバリット・バンド、Cibo Mattoを聴きながら

佐々木亮介


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