【イベントレポート】新宿・ユニカビジョンで東方神起。無線ヘッドホン使用で野外フィルムコンサート体験
4月3日、西武新宿駅前にある街頭ビジョン「ユニカビジョン」にて、『東方神起特集 総集編』の再放映が行なわれ、ユンホとチャンミンの熱く激しく、そして優しい歌声とライブパフォーマンス映像が賑わう休日の新宿を彩った。また、この模様はWebを通じて全世界に生配信されたほか、ユニカビジョン前(新宿ペペ前広場)ではヘッドホンイベントも実施。100平方メートルという巨大な高精細LEDビジョン3面を使って流される東方神起のライブ映像を無線ヘッドホンを装着して堪能するという、ファンにはたまらない4月最初の日曜日となった。
これまでも東方神起のライブコンテンツを放映してきたユニカビジョン。その都度、東方神起ファンがユニカビジョン周辺に殺到するなど盛り上がりを見せてきた。『東方神起特集 総集編』も、3月13日に一度ユニカビジョンで放映済み。今回、奇しくも前日4月2日からスタートした<東方神起 FILM CONCERT 2016 ~TILL~>と時を合わせての再放映となった(もっというと、1年前の2015年4月2日は、東方神起の10周年記念ツアーのファイナル、東京ドーム公演が行なわれ、「本当に幸せでした。必ず戻ってきます。」とファンを前にふたりが誓った日でもある)。
「前回、『東方神起特集 総集編』を放映した時には1000人以上の方が集まってくださったんです。そしてストリーミング配信は視聴数が2万超え。さらにTwitterの反響もすごかった。“またやってもらえませんか?”というリクエストも多かった。いずれにしても、これまで数多くのライブ映像をユニカビジョンでは放映してきたんですが、東方神起の反響がケタ違いだったんです。それで再放映が決まりました。テレビの再放送はよくあると思いますが、(期間放映を終了した)街頭ビジョンの番組を再放映する、というのはちょっと聞いたことがないですね。もちろんユニカビジョンでコンテンツを再放映するのは今回が初めての試みとなります。」── ユニカ担当者
また先着100人限定ということもあり、ユニカビジョンのFacebook上でのみ告知されたヘッドホンイベントの開催。しかし、それにも関わらず、投稿されたエントリーには、全世界から計15万件近いリアクションが寄せられるなど大きな話題となっていた。
「屋外って天気や時間によって音が変わったりするので、ヘッドホンを用いれば音質を一定に保てるということからヘッドホンイベントを企画しました。ヘッドホンで楽しむサイレント・ディスコが数年前から世界中で行なわれていますが、そのイメージです。ヘッドホンもそういったイベントで用いられているAZDENのものを使っています。」── ユニカ担当者
迎えた再放映当日。新宿ペペ前広場には無料貸出しされたヘッドホンを手にすることができた人たち、そして新宿の春の夜空に浮かぶ東方神起の映像を観ようと多数のファンが集結する。さらに、この人だかりが何事かと驚く人たちも足を止め、周辺はさながら野外ライブのような興奮に包まれていた。
予定開始時刻3分前。広場に集まったファンの様子がユニカビジョンに映し出される。それはまるで、ライブ開演前に客席を映す会場内モニターのよう。ライブでカメラに抜かれた観客が思い思いにアピールするかのように、広場に集まったファンもカメラの方向に手を振ったりして盛り上がる。
そしていよいよユニカビジョンにて『東方神起特集 総集編』の放映がスタート。誰もがビジョンを見上げる。さらにライブ映像に混じる歓声と重なるように、広場からも声が上がる。映し出されたレッドオーシャンのひとりになったつもりで、赤いペンライトを振る人もいれば、この模様を自分用の思い出として残しておくため、スマホを向けて写真や動画の撮影をする人の姿も。
一方、ヘッドホンを手にすることができたファンは、完全にユニカビジョンの東方神起に釘付け。言ってしまえばそれは、新宿のど真ん中で体験する野外ライブ映画上映会のようなもの。
またこの模様は広場の様子込みでWebでも生配信。仲間とワイワイ話しながら、ヘッドホンでしっかりと堪能しながら、あいにく現場までいけないからWebで。ファンが思い思いのスタイルで、ユニカビジョンにて放映される東方神起のライブを楽しんだ55分間となった。
放映が終わったのち、実際に集まったファンに話を聞いてみると「大きなビジョンでの東方神起、最高でした。約1時間って長いと思ったけど、始まったらあっという間でした。」「ヘッドホンだと周りの音が気にならなくなって楽しめました。」と、誰もが満足気。記者も実際に無線ヘッドホンを装着して試してみたが、車や電車の走行音や騒音がシャットアウトされるため、普通にユニカビジョンを眺めてみるのとは没入感がまったく違った(ちなみに余談だが、ユニカビジョンから普通に流される音自体も、街中の騒音で埋もれることなく耳に届くよう音質にこだわって最適化されているとのこと)。
もちろん無線で飛ばしているので、指定された範囲内で観ていないとノイズが混じったり途切れたりすることもあるが、スタートまでにベストポジションを探し当てた人にとっては、新宿の街で行なわれる、東方神起のフィルムコンサート。これは体験しないことにはわからないだろうが、逆に言うと、一度体験したら、(ヘッドホンはその場で無料で貸出されるし)再び同じような機会があればちょっと足を運びたくなる気持ちもわかる。
「これ、一体、何ですか?」と、またまた西武新宿駅前を通りがかった人たちから記者も何度か訊ねられたが、それほどまで多くのファン、観客が集まるのも頷けるイベントだった。
text and photo by ytsuji a.k.a.編集部(つ)
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