辻林美穂、デビューアルバム全曲ティーザーが公開
シンガーソングライターの辻林美穂が、4月20日にリリースするデビューアルバム『Clarté』(読み:クラルテ)からアルバム全曲ティーザー映像を公開した。
◆辻林美穂 『Clarté』全曲ティーザー映像
今回全曲ティーザー公開されたアルバム『Clarté』は、坂本龍一のラジオに紹介された楽曲「あぶく」をはじめとした本人打ち込みの楽曲5曲のほか、TICAの石井マサユキをプロデュースに迎えたバンド録音の5曲、そして辻林自身が作ったトラックをトラックメイカーのHercelotがリミックスした楽曲「きみととく」を含め、全11曲を収録。ティザー制作は新進気鋭のイラストレーター/デザイナー、寺岡奈津美が担当している。
このティーザーの公開を前にして、辻林美穂はオフィシャルサイトもリニューアル。また、アルバムのリードトラック「Paranoia」がラジオ各局の4月度パワープレイに選定されたことも明らかになった。FM長野「POWER PLAY」、FMとやま「MUSIC POWER PLAY」、東海ラジオ「RUSH HOUR」でオンエアされるほか、FM長野では4月8日(金)の「GOOD MORNING RADIO」(7:30~10:49)内で辻林によるコメントもオンエア予定となっている。
辻林はアルバム『Clarté』をひっさげ、この夏6月12日に渋谷 7th floorでのワンマンライブを開催する。
デビューアルバム『Clarté』
定価:¥2,300+税
TRACKLIST:
1. あさひ
2. あぶく
3. Paranoia
4. きみととく
5. Parallel Love
6. You know...
7. No More 速度制限 feat. 満員電車
8. うそつき
9. bora zoo
10. ランデブー・ドライブ
11. 真夏のかけら
12. きみととく(Hercelot Remix)
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■各界よりコメント
辻林美穂さんへ 新しい出発に寄せて
牧村憲一より
2014年3月、隔月1度のラジオ番組“RADIO SAKAMOTO”のオーディションコーナーで辻林美穂さんの名前が読み上げられました。それまでにも昭和音大在学生の、卒業生の作品が取り上げられたことはありましたが、ある程度は予測できた方々でした。なので辻林さんということ、さらにオンエアーされた作品のクォリティに驚いたのです。
辻林さんは昭和音大作曲学科デジタルミュージックコースに4年間在籍し、僕が同大の作曲学科に勤務していた時代と3年間重なります。現在音楽界で活躍中のBabi、スカート、カメラ=万年筆、マイカ・ルブテ、あるいはKEY TALKのメンバー二人の後輩に当たります。ただ僕が担当していたクラスではなく、大教室の授業でしか顔を合わせることがなかったので、オリジナル作品を聴く機会がまったくなかったのです。
その日オンエアーされた「あぶく」は、作詞、作曲、編曲、演奏、歌のすべて一人でされたものでした。時折あるたどたどしさまで、まるで計算されたようにサウンドに溶け込み、詩の世界は映像を喚起し、ある思いを伝える力を持っていました。「君と僕、二人の関係は」街を背景に物語を作っていましたし、歌は上手下手以前に、伝えたいという意思が最も大切なことを気づかせてくれました。
「あぶく」というタイトルを付けた3曲入りの自主制作盤がほどなく作られました。昨今珍しいことではありませんが、すべてが手作りの、心を込めたCDR盤でした。
オープニングのとても短い佳作「あさひ」、エンディングの刺激的な「bora zoo」に挟まれ「あぶく」をフューチャーしたこの3曲は、ヴァージョンアップされファースト・アルバムに収録されています。
僕はファースト・アルバムに格別にこだわりを持っています。それは40年以上続けてきた音楽プロデューサーとしての確信であり、それ以上の年月を費やしたリスナーとしての確信でもあります。
ましてやアーティストにとっては夢に見た出発点であり、初めての苦楽を伴う試みであり、それまでの音楽体験と経歴の集大成であるからです。ゆえにその時点の音楽家のそのままが、ストレートに反映されたもの、それこそが幸せなファースト・アルバムなのです。
もうお気づきのように3曲入りであっても「あぶく」が辻林美穂の事実上のファースト・アルバムです。この初の一般流通盤のファースト・アルバム「clarte」は一人ではなく、辻林さんの応援者たちが全面的に協力しています。ひと足先に全12曲を聴かせていただきました。
配信時代に願っても届かないことですが、もしこの「clarte」がアナログ時代に生まれていたなら、僕はこの作品群を真っ二つに分けA面B面に振り分けたい衝動を抑えられなかっただろうと思います。
他者との繋がりで生まれた曲、繋がろうとする曲たちと、自分の世界に閉じ込めることで独自の世界を開く曲たち。
前者は作家としての辻林美穂への道であり、後者はシンガー&ソングライターへの道と置き換えてもかまいません。
最後に。僕は後者、「あぶく」の辻林美穂さんに「あぶく」に並ぶ作品を期待しているのです。
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「辻林美穂さんのアルバム『クラルテ』、とてもすてきな雰囲気ですね。そよ風が吹く森を思い浮かべてしまうような。美しく愛らしいメロディで、まるで日本のロールプレイングゲームをやっているみたいです!」
イックバル
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「このアルバムを聴いてから世界が輝きはじめました...!」
Tomggg
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最初に自分のラジオにデモを頂いた時も素敵だなと思ったのですが、
今回のアルバムも良い意味で等身大で、自分の範囲をしっかりと押さえた、
聴いている人のすぐ近くに居る様な宅録の雰囲気を味わえます。
天才Hercelotくんのリミックスまで楽しませて頂きました。
tofubeats
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「très bien! 美穂、君は五線譜の上を翔けるエトワールだ
Beef Fantasy
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「お得意のチェンバーポップはもちろん、思わず口ずさんでしまうファンキーなチューンがきらきらと輝いてる。
辻林美穂のソングライティング最高!」
北園みなみ
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「爽やかでいい匂いのする音の隙間に、"Paranoia"な毒がこっそり混ざる瞬間が辻林さんらしいなと思いました。」
佐藤優介(カメラ=万年筆)
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ワンマンライブ情報
東京・渋谷 7th floor