【イベントレポート】チキパ、真凜&真梨耶の留学前ラストのリリイベ開始。「回数はもう限られているんです」

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6月1日発売のアルバム『Cheeky Parade II』のリリースイベントを関西からスタートさせたCheeky Parade。初日のあまがさきキューズモールでは、本アルバム収録曲が披露されるとあって、多くのファンが足を運んだ。

◆Cheeky Parade 『Cheeky Parade II』リリースイベント初日 画像

最高気温も20度を越えて、季節はすっかり春。しかしそれは同時に、山本真凜と鈴木真梨耶がロサンゼルス留学のためにグループを一時的に、しかし長期にわたって離れるまでのリミットが近づいていることを否応なく意識してしまう。そんな尼崎の街で行なわれるチキパによるリリースイベントは「無限大少女∀」から。アルバムにも収録されるシングル曲「CANDY POP GALAXY BOMB !!」の和モノ衣装に久しぶりに全員で袖を通した彼女たち。明日の夢を追いかけ、胸を張って歌うメロディーが今日は関西(兵庫)の空へと吸い込まれていく。

続く「Tactics」を歌い終え、「あまがさき」を噛んでしまうリーダー関根優那のMCまで、チキパはいつもどおり順調な滑り出し。4月に入ったということで、自己紹介のお題は「4月になって始めたいこと」。鈴木友梨耶は、「ギターをやっているんですけど、もっとちゃんとやりたい。」と、いつぞやの定期公演で披露したギターの演奏レベルアップを明言。溝呂木世蘭は「世界遺産検定があるんですけど、それを受けたいなと思います。」と、ファンなら知っているとおり世界を旅する彼女らしい目標をたてる。「11年間くらいピアノを習っていたのにちなんで、チキパの作曲がしたいです。」とは関根優那。「ダンスのジャンルの幅を広げたい。」と語った永井日菜にはメンバーからも「かっこいい!」と期待の声がかけられる。

山本真凜は「料理を勉強したいってずっと言っているんですけど、そろそろ本気でやらないとやばいので。」と、LA滞在中をも見越した発言。渡辺亜紗美は「英語の勉強か、フランス語らへんの勉強です。」と、範囲を指定しない“らへん”がポイント。フランス語と同じロマンス語系統の言語といえば、イタリア語やスペイン語が当てはまるが、“らへん”が意味するのはここではない。彼女が挙げた英語かフランス語で思い浮かぶといえば、2015年に彼女たちがライブのために訪れたアメリカとフランス。そして仮に2016年、チキパが台湾でライブをやることになったら“らへん”には中国語が入り、インドネシアでライブをしたら、そこにはインドネシア語が入るのだろう。渡辺亜紗美の“らへん”とは、きっとそんなところである(いや、ライブをした国の人たちとダイレクトにコミュニケーションをとりたいという彼女の志は素晴らしい)。

「4月から始めたいことはー、んーーー。」と、事前に考えてくるよう宿題になっていたにも関わらず、そしてこのMC中にも考える時間があったにも関わらず、自分の番が来るまでにまったく何も考えていなかった鈴木真梨耶。すると“おねーちゃん”友梨耶から「自分で髪の毛できるようになってもらっていい?」と、楽屋での日常をバラされてしまう。真梨耶は反論できない事実を突きつけられたことと恥ずかしさで「んもぅ!」と言うこともできず、苦笑いするしかない。

「語学の勉強と、アボカドを栽培してみたい。」という島崎莉乃。ちなみにアボカドの栽培はチキパのディレクターが行なっているのを聞いてチャレンジしたいとのこと(アボカドを食べた後のタネを水耕栽培すればいいらしい)。そして小鷹狩百花は「貯金です。」と一言。これには観客も含めて総ツッコミ。渡辺亜紗美からは「顔的に無理!」という謎のツッコミも。これに小鷹狩は「貯金すんねん! 貯めんねん、30万!」と、具体的な金額を提示して目標達成を誓った。

さらに、すでに速報でお伝えしたとおり、本イベントにて、アルバム収録の新曲「Lost + Found」が初披露された。この曲、ライブではまず複雑なダンスパフォーマンスに、兎にも角にも釘付け。次々に変わっていくメンバーのポジション、フォーメーション。そして曲調もこれまでよりロックに寄せ、飛んで跳ねて客席と一緒に盛り上がっての“とにかく元気なチキパ”とは少し違う、激しいながらも思わず見入ってしまう曲となっている。現に、この曲が披露されている最中、ファンからは「これはすごい……」というつぶやきが漏れていた。




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