【インタビュー】B.A.P「一箇所に縛られるのではなく常に何かに挑戦して新しいものを探し続けている1stフルアルバム

■写真の中のビフォーと今の僕たちのアフターも楽しんでいただける
■2年前、ヒムチャンはすごくかっこ良かったのにね(笑)

――「BACK IN TIME」に関してはどうですか？

ヒムチャン：この曲の制作にあたってはビハインドストーリーがあります。この曲は、メンバーみんなが気に入って、むしろこうやってアルバムに入れるよりも、シングルにしたらどうかっていう話が出るくらいだったんです。でも、結局、アルバムの収録曲になりました。本当にメンバーみんなが気に入っている曲なので、ぜひ皆さんに聴いてほしい曲です。




――もともとB.A.Pは男っぽいイメージでしたけど、新曲ではさらに「大人の男らしさ」が増していますよね。

ヒムチャン：僕たち、ちょっと年をとりましたね(笑)。

デヒョン：実はアルバムのジャケットとかポスターは2年前に撮影しているんです。写真の中のビフォーと今の僕たちのアフターも楽しんでいただける。2年前、ヒムチャンはすごくかっこ良かったのにね(笑)。

ZELO：アルバムのトラックは13までありますけど、曲によって違うコンセプトを持っています。特に3曲目の「BACK IN TIME」は動かず、じっとして歌ってもすごくかっこいい曲になっていますし、「NEW WORLD」「KINGDOM」はB.A.Pならではのパフォーマンスを一緒に見せたい曲。いろんなアレンジや表現の仕方が自分の中でも想像できるような一枚になっています。

ヨングク：僕たちB.A.Pは今まで、曲を通していろんなメッセージを伝えてきたし、カリスマを感じられるような曲を歌っているので、今回の3曲でもそういったことを感じてもらえると思います。どこか一箇所というよりも、全体から僕らのメッセージを感じてほしいです。

ジョンアプ：僕たちの意思が歌詞にも込められていますからね。

――『CRASH』の日本語バージョンは、日本語詞とのマッチングも良くて、韓国語バージョンの「ノル キダリョ」が、もう「好きだよ」にしか聞こえなくなりました。

デヒョン：韓国語の歌詞では「君を待ってる」っていう意味の「ノル キダリョ」が日本語詞では「好きだよ」になってるんですよね。「好きだよ」っていう言葉自体がとても良い言葉だと思うし、歌がずっと続いて、最後のパートに出てくる言葉なので、「好きだよ」という言葉の響きだけでとても幸せな気分にもなる。ファンのみなさんに伝えたいことを歌に乗せて伝えられるのでとてもいいなと思います。




――4月以降はワールドツアーでアメリカ、カナダ、メキシコ、ヨーロッパなど、いろんなところを回って、6月には日本でもツアーがありますね。ツアーへの思いを聞かせてください。

デヒョン：僕たちもツアーを回りながらいろんな変化があるので、日本に来る頃にはさらに成長した姿を見ていただけるんじゃないかと思います。

ヨングク：今はワクワク楽しみにしています。僕たちにとっても久々のワールドツアーですし、このツアーの間、いろいろなところでいろいろなことを学べるだろうという期待も膨らんでいます。日本でも、また良い音楽をみなさんにお聞かせできるだろうなという期待もあります。

――ワールドツアーと日本のツアーでは、内容はそれぞれ変えるんですか？

ヨングク：はい。国ごとにみなさんが好む音楽性とか好きな曲があると思うので、ツアーをしながら少しずつ変化をつけられたらなと思います。僕たちメンバー自身も、まったく同じ公演をずっと続けるよりも少しずつ変化があったほうが良いんじゃないかなと思うんです。

――2012年に韓国でデビューして以来、4年が経過していますが、B.A.Pとして、これからどんなところを目指したいですか？

ヨングク：B.A.Pは自分たちがやりたい音楽をずっと追い求めていくと思います。どこか一箇所に縛られて止まるのではなく、常に何かに挑戦して、新しいものを探し続けていきたいと思います。そうすることで、デビュー当時から考えている、「僕たちがやりたい音楽」というものにどんどん近づけるだろうと思うからです。あとはファンのみなさんにできるだけ会える機会を持ちたいですね。公演を通して、たくさんの方に僕らの音楽をお聴かせしたいし、ファンのみなさんに会うことによって、僕たちがインスピレーションを得られることもたくさんあるので、今後も、より多くの公演でみなさんに歌を聴かせていきたいです。

取材・文●大橋美貴子





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