井上陽水、「せめてアンコールでは前向きに」

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井上陽水が、<井上陽水 コンサート 2016 「UNITED COVER 2」>のNHKホール公演を3月19日に実施した。

◆コンサート画像

ライブは「ミスコンテスト」から始まり、序盤から井上陽水の名曲の数々が奏でられた。そしてデビューアルバムのリード曲「断絶」の弾き語りもするなど、昨年のツアーとは様変わりしたコンサート前半となった。

また、最新アルバム『UNITED COVER 2』からは、松任谷由実の「リフレインが叫んでる」、吉田拓郎「リンゴ」など、井上陽水と交流のあるアーティストのカヴァーも披露された。

先日発売されたコンサートブルーレイ&DVD『井上陽水 コンサート2015 UC2』の特典映像として収録されている“思わず笑ってしまう井上陽水のライブMC”が話題となったが、この日の公演でももちろん、その独特の井上陽水ワールドへ誘うトークで会場に爆笑が起こった。ハイクオリティなパフォーマンスは言うまでもなく、そのトークを見るためにも来る価値はあるようだ。



後半も、「ジェラシー」「最後のニュース」「氷の世界」などヒット曲のオンパレード。そしてアンコールでは、「私の曲は後ろ向きな曲が多いですが、せめてアンコールでは前向きに」と会場の笑いを誘いながら、「渚にまつわるエトセトラ」「夢の中へ」で会場は総立ちとなった。

最後は、作詞・井上陽水/作曲・玉置浩二による名曲「夏の終りのハーモニー」を歌い切ると、万雷の拍手のうちにコンサートは締めくくられた。

photo by 有賀幹夫

[セットリスト]
1.ミスコンテスト
2.カナリア
3.Make-up Shadow
4.映画に行こう
5.断絶
6.リフレインが叫んでる
7.リンゴ
8.女神
9.瞬き
10.夢であいましょう
11.ジェラシー
12.とまどうペリカン
13.嘘つきダイヤモンド
14.バレリーナ
15.最後のニュース
16.氷の世界
17.勝者としてのペガサス

アンコール
18.渚にまつわるエトセトラ
19.夢の中
20.夏の終りのハーモニー
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