【ライブレポート】Superfly、アリーナツアー・ファイナルで「まだまだSuperflyは進んで行きます!」
Superflyにとって過去最大規模のアリーナツアー<Superfly Arena Tour 2016“Into The Circle!”>が、3月20日に名古屋ガイシホールで最終日を迎えた。オフィシャルから届いたライブレポートをお届けしたい。
◆Superfly ライブ画像
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1月30日に幕張メッセからスタートし、全7箇所11公演の開催で約10万人を動員させた同ツアー。“Into The Circle!”というツアータイトルには、「Superflyが作る音楽の輪の中に飛び込んで来て欲しい」という志帆の想いが込められている。
最終日となる3月20日の名古屋ガイシホール。会場からは、今までの公演以上に開演を待つファンの熱気が感じられた。Superfly 恒例のSE、Curtis Mayfieldの「Superfly」が流れると、会場からは過去最大の大歓声が沸き起こる。歓声に包まれながら、中央階段から志帆が1人で登場する。その後、志帆がバンドメンバーを呼び込むという今までに無かった登場スタイルだ。昨年5月にリリースされたアルバム『WHITE』を携えたホールツアー<Superfly WHITE TOUR 2015>から参戦しているキーボードそしてバンマス(作品では全曲プロデュース)を務める蔦谷好位置と、ドラムの松原“マツキチ”寛が肩を組んで登場。志帆とハイタッチしてスタンバイする。コーラスのオオヒナタハルコ、ベースの種子田健、ギターの八橋義幸、名越由貴夫…とメンバーが続々と登場する。最初から笑顔で、和気藹々とした雰囲気だ。
いよいよライブ本編がスタート。会場の観客の拍手に割って入る形でギターのイントロが鳴り、1曲目は「Rollin’ Days」から始まった。和柄やアニマル柄など色々な柄の生地のパッチワークで作った、今回のライブ衣装。<WHITE TOUR 2015>の衣装から続き、マルチカラーのペイントも活かされ、色も非常に鮮やかである。高く伸びた羽が飛び出ている豹柄の帽子は個性的で実にSuperflyらしい。衣装は、毎回志帆のアイデアを取り入れオーダーメイドしているが、今回もかなりの拘りを見せた衣装だ。
1曲目の「Rollin’ Days」から、「How Do I Survive?」そして「Beep!!」とロックチューンが続いていく。久々にパフォーマンスする「誕生」では、真っ赤な照明に包まれた志帆が妖艶に踊る。思わず見入ってしまうほど、ステージが異空間となっていた。今までの和やかな雰囲気が一変、とにかく怪しく音を奏でる。そうかと思うと、あのピアノのイントロで再び会場が一変、「愛をこめて花束を」では、会場にいる全員で大合唱。名古屋ガイシホールに集まった約8,200名の大コーラスはもの凄い光景だった。ここまでの5曲でも、すでに様々なSuperflyを魅せた。
今回のステージは、会場が4つのステージに分けられ、今までのアリーナツアーには無かったステージ構成となっている。まず1つ目のステージは「レッドステージ」。ステージ中央から垂れ下がる赤い幕、そして「Superfly」の文字を象った電飾が吊るされている。非常に華やかなステージとなっている。「愛をこめて花束を」が終わると同時に、今回の<Into The Circle!>のテーマ曲が流れ、いざ次のステージへ向かう。次のステージは「グリーンステージ」。そこにはパーカッション、ホーンのメンバーが待ち受けており、そのステージまでは、MCをしながら歩いていくという、これもまた新しいパターンだ。<Into The Circle!>は、ステージが進むにつれ、バンドメンバーが増えて行くというコンセプトでもある。グリーンステージでは、アコースティックセットでのパフォーマンス。客席からも非常に近い!
グリーンステージ1曲目は「愛と感謝」をパフォーマンス。レッドステージで魅せた妖艶なさまからは想像つかない、可愛く踊る志帆とのギャップがまた面白い。そしてアレンジをガラッと変えてブルース調の「マニフェスト」。志帆のけだるいフェイクが会場に響き渡り、鳥肌が立つ。会場からは割れんばかりの大歓声が上がる。そして再び<Into The Circle!>のテーマソングにのせて、今度はコーラス隊が待つ「ブルーステージ」へ移動。ここではSuperfly初のアカペラをパフォーマンスする。夜空をイメージしたというこのステージでは、ライブでパフォーマンスするのは2007年以来約8年ぶりとなる「プリマドンナ」。そして「輝く月のように」。会場にはブルーステージのメンバーの声だけが響き渡り、幻想的な空間に包まれた。そして、ブルーステージ最後は、「スタンディングオベーション」。会場の観客のクラップも楽器となり、まさに「Into The Circle!!!!」
レッドステージ、グリーンステージ、ブルーステージと魅せてきたが、最後は全てのメンバーが加わって、ホワイトステージへ!! 白のサークルをイメージしたバルーンと、Superfly の文字を象った大きなバルーンが会場全体の迫力を増し、ホワイトステージの登場に拍手がおこった。ホーン、コーラス、パーカッション、ドラム、ベース、キーボード、ギター…全14名のバンドメンバーがホワイトステージに集結し、ホワイトステージ1曲目は「Beautiful」をパフォーマンスした。レインボーカラーが印象的な衣装を身にまとい、力強く歌う「Beautiful」は圧巻。そして新曲「新世界へ」から、「愛をからだに吹きこんで」「Alright!!」「タマシイレボリューション」と、立て続けにパフォーマンスし、会場の熱気も最高潮に達した。アリーナがライブハウスかのような…ものすごい熱気に包まれていた。本編の最後は、「黒い雫」で、妖艶な歌とパフォーマンスで魅了する。
終盤ではセットのバルーンがステージ下に次々と落下。「黒い雫」のミュージックビデオでモチーフとなった黒と白のカラーで作られた巨大バルーンが会場に飛び出し、作りこまれた世界観は見事。本編は18曲をパフォーマンスし、終了。本当に一瞬も見逃せない構成となっていた。アンコールでは、会場から自然とウェーブが発生し、「Superfly!Superfly!」の掛け声が響き渡る。
再び志帆とバンドメンバーが登場し、「On Your Side」「凛」「Wildflower」をパフォーマンスし、<Into The Circle!>の幕を閉じた。「まだまだSuperflyは前に進んで行きます!」と最後に力強く語り、今後、さらにSuperflyが飛躍していくことを感じさせた。
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01. Rollin’ Days
02. How Do I Survive?
03. Beep!!
04. 誕生
05. 愛をこめて花束を
06. 愛と感謝
07. マニフェスト
08. プリマドンナ
09. 輝く月のように
10. スタンディングオベーション
11. Beautiful
12. 新世界へ
13. A・HA・HA
14. 愛をからだに吹き込んで
15. Alright!!
16. タマシイレボリューション
17. 919
18. 黒い雫
~アンコール~
01. On Your Side
02. 凛
03. Wildflower
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