今度のvolcaはFMだ! コルグからFM音源の名機を完全再現した「volca fm」登場、シーケンサーもパワーアップ
コルグは、、FM音源の代表的なシンセサイザーのサウンド・エンジンを完全再現したFMシンセサイザー「volca fm」を3月下旬より発売する。
◆「volca fm」~映像~
「volca fm」は、FM音源の代表的なシンセサイザーのサウンド・エンジンを完全再現し、互換性を備えた3ボイスのデジタルFMシンセサイザー。FM音源の音作りはむずかしいと思われがちだが、本機ではvolca独自のインターフェイスで、FM音源の理論を知らなくてもカンタンに音作りができる。また、volcaならではの16ステップ・シーケンサーは、WARP ACTIVE STEPやPATTERN CHAINなどの新機能によってさらに強烈なリズム・パターンを作り出すことが可能になっている。
まず注目は強力なFMシンセシス。FM音源を世に知らしめた代表的なデジタル・シンセサイザーのサウンド・エンジンを完璧に再現。6オペレーター、32アルゴリズムによる完全な互換性を備え、ヤマハの「DX7」の音色フォーマットであるSYS-EX/SYX ファイルを取り込んで活用することも可能となっている。音作りには複数のパラメーターがあらかじめアサインされた「MODULATOR」と「CARRIER」ノブを用意、FM音源の特徴的なサウンドを誰でも瞬時にエディット可能。さらにディープなFMユーザー向けには、メニュー部から全パラメーターの個別エディットを提供する。
最大16ステップのループ・シーケンサーは、タッチ・パネル鍵盤での演奏をそのまま記録できるもの(最大16パターンまで記録)。シーケンスの途中のステップを飛ばして再生できるアクティブ・ステップ機能に加え、「volca fm」ではさらに変則的なリズムを可能にする新たな機能を搭載。アクティブ・ステップが16ステップ未満のとき、16ステップと同じ演奏時間に補正して再生するワープ・アクティブ・ステップ機能は、他のvolcaと同期再生させることで、ステップのタイミングをあえてずらした型破りなプレイを可能にする。
また、volcaシリーズ初のアルペジエーター機能搭載もうれしいポイント。モーション・シーケンスと組み合わせることで極めてエキセントリックなリズム・パターンを作り出す。さらに複数のシーケンス・パターンを連続して再生させるパターン・チェイン機能によって、32 や64、さらには256ステップまで、最大16個のシーケンスを繋げて壮大な展開を構築することが可能だ。
▲シリーズ共通のマルチタッチ27鍵盤を搭載。サイズは193(W)×115(D)×40(H)mm(ツマミ高さ含む)、重量は360g(電池含まず)。3.5mmミニジャックのヘッドホン出力、シンク・イン/アウト(3.5mmミニジャック)、MIDI IN端子を備える。アルカリ単3乾電池×6で約10時間の動作が可能。
コルグのグルーヴ・マシンと手軽に接続できるシンク端子も用意。他のvolcaシリーズや「electribe」「SQ-1」などのマシンと接続し、シーケンサーを同期再生してセッションが楽しめる。さらに2台の「volca fm」をシンク接続することで、音源プログラムやシーケンス・データを「volca fm」から「volca fm」へエクスポートしてクローン化することが可能。もちろんMIDI IN端子も装備、DAWなどの音源モジュールとしても活用できる。
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