【インタビュー】N.Flying、日本デビュー「富士山を悠然と飛ぶ鷲のようにFlyingしたい」
FTISLANDやCNBLUEを輩出してきたFNCエンターテインメントから、次世代のロックバンドN.Flyingが2月10日、シングル「Knock Knock」で日本メジャーデビューを果たす。インディーズ時代のシングル「One and Only」がタワーレコードのワールド/レゲエセールスランキングで1位を獲得した実績を持つなど、“ラップ×ロック”のニュートレンドバンドを自称するサウンドは、デビュー前からここ日本での注目度も高い。
◆N.Flying 画像
韓国では2015年5月にミニアルバム『Oh My God(ギガマッキョ)』でデビュー、以降立て続けにスマッシュヒットを記録している。日本ファンの記憶に新しいところでは、2015年7月18日にZeppブルーシアター六本木で開催された<MICHAEL Summer Night Circus 2015>参戦だろう。同イベントはZeppブルーシアター六本木 8daysという規模で行われたMICHAEL主催フェスであり、ゴールデンボンバーやMUCCなど名だたるラインナップの中に、まだ日本デビュー前のN.Flyingが招致されて話題を集めた。
BARKSはイ・スンヒョプ(Rap&Vo)、チャ・フン(G)、クォン・グァンジン(B)、キム・ジェヒョン(Dr)の4人に、N.Flying の音楽観、3年前の日本インディーズ時代、FTISLANDやCNBLUEなど先輩バンド、シングル「Knock Knock」について話を訊いた。まずは、MICHAELの松岡充から届いたお祝いコメントに、メンバー全員が沸いた様子からお届けしたい。
◆ ◆ ◆
■僕たちは常に新しいものを追求し
■それを自分たちのカラーにしていく
──2015年夏に<MICHAEL Summer Night Cirsus 2015>で共演したMICHAELの松岡さんのこと、みなさんは憶えてらっしゃいますか?
グァンジン:会いたいです。
スンヒョプ:ちょっと前にMICHAELさんの話をしていたところなんですよ!
フン:MICHAELさんはお元気ですか?
▲<MICHAEL Summer Night Circus 2015> 2015年7月18日@Zeppブルーシアター六本木 |
「韓国のアーティストが日本デビューするということは素晴らしい功績だと思います。日本と韓国には昔から様々な諸問題があることは事実です。でも本当は、この隣同士の国は近い価値観を持っていて、みんな幸せになりたいと思ってる。そして、手を取り合って一つの景色をつくり上げる時、素晴らしい一体感を得られるということをアーティストやリスナーは分かっている。それを証明することが、国同士の歴史的/政治的諸問題も解消する手助けになると僕は本気で信じています。これこそ、アーティストがやるべきミッションじゃないかと。“デカい話”と思うかもしれないけれど、それを実践しているN.Flyingは素晴らしい。もちろんアーティストとしてはMICHAELより若くて後輩だけど、リスペクトしています。今後、MICHAELもN.Flyingを見習って、国境を越えて韓国でもライブをやりたいし、音楽をきっかけにアジア諸国が一つになれるように頑張っていきたい。これからもよろしく。デビューおめでとうございます」──松岡充(SOPHIA/MICHAEL)
グァンジン:ありがとうございます。僕たちもお礼をお伝えしたいです。メッセージにあったアーティストのミッションのお話は、とても有意義なことだと感じています。
スンヒョプ:よし、みんな今からMICHAELさんのところへ行くぞ!
グァンジン:MICHAELさんのフェスに参加した後、松岡さんたちが僕たちに関心を持ってくださっていることやMICHAELさんが韓国でもライブをやりたいとおっしゃっていることを記事を通して知りました。こうして僕たちや韓国に関心を持ってくださっていることをすごくありがたいと思っています。また機会があれば、ぜひ一緒にコラボレーションさせていただきたい。
ジェヒョン:MICHAELさんはいつ韓国にいらっしゃいますか? 「サムギョプサルを食べに行く」っておっしゃってました。僕たち、約束したんですよ。
スンヒョプ:「美味しいサムギョプサルを韓国で僕らがご馳走する」と。
ジェヒョン:だから、「会いたい」と伝えておいてください。文末にハートも付けて(笑)。
▲シングル「Knock Knock」初回限定盤A |
▲シングル「Knock Knock」初回限定盤B |
グァンジン:影響を受けたアーティストは、ボン・ジョヴィ、『アメリカン・アイドル』(米国FOXチャンネルのリアリティ番組)に出ていたクリス・ドートリー、日本だとONE OK ROCKです。難しいと感じた日本語は、“申し訳ございません”と“かしこまりました”と……“エヌフライング”(笑)。N.Flyingを日本語で発音するときは、一音ずつはっきりになりますよね、長くて大変(笑)。
ジェヒョン:僕が影響を受けたのはアヴリル・ラヴィーン。姉(RAINBOWのジェギョン)に薦められて聴いたんですが、アヴリルを通してバンドの存在を知りました。難しい日本語は僕の名前の日本語発音“ジェヒョン”ですね。本当に難しくて頭が痛かったですけど、今は大丈夫(笑)。
スンヒョプ:僕が一番難しいと思った単語は“大変だ”。いつも“不思議だ”という意味と勘違いしてしまうんです(笑)。影響を受けたアーティストはアメリカのバンドで、ジム・クラス・ヒーローズ。大好きなんですよ。
フン:僕が影響を受けたギタリストは2人います。ガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュと、アルター・ブリッジ(クリード)のギタリストのマーク・トレモンティ。この2人が僕のロールモデルです。一番難しい日本語は、日本語で発音する外国語。例えば、“APPLE”は“アップル”と発音しますよね。“MIDNIGHT”は“ミッドナイト”、“McDonald’s”は“マクドナルド”……こういうのが難しいです(笑)。
──バンド名のN.Flyingにはどんな意味があるんですか?
スンヒョプ:“N”という文字には“NEW” “NEXT” “NEW TREND BAND”など多くの意味合いが含まれてまして。それら“N”とFlyingを併せて“新たな飛翔”を表現しています。なので、僕たちは常に新しいものを追求し、それを自分たちのカラーにしていく。これがバンドのポリシーになっています。
◆インタビュー(2)へ
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