石黒教授のアンドロイド、＜SXSW2016＞に登場

世界各国からエッジーなアーティストが結集する音楽コンベンションでもある＜SXSW2016＞にて、＜第二回JAPAN HOUSE＞の開催が決定した。

◆石黒教授＆ジェミノイドHI-4画像

SXSW（サウス・バイ・サウスウエスト）は、毎年3月に米テキサス州オースティン市で行なわれる世界最大規模のマルチメディアのフェスティバルだ。1987年に音楽の祭典としてスタートし、現在は「スタートアップの登竜門」として名を馳せる大規模イベントにまで成長を遂げているが、2016年3月14日（月）～15日（火）バルカンガスカンパニーにて開催される＜JAPAN HOUSE＞は、日本の文化や哲学を背景に、「音楽」「フィルム」「インタラクティブ」の分野の新規ビジネス・最新の技術・エンタメコンテンツをプロモーションするもので、グローバルビジネスを生み出そうとするプロジェクトでもある。

今回の目玉は、世界的ロボット工学者・石黒浩教授が登壇、「Extension of Humanity─人間性の拡張─」をテーマに、人間性の拡張とは、何なのかを問うという。ロボット／モビリティなど人間の可能性を拡張してくれる最新技術にフォーカスし、テクノロジーは人間性をどう拡張するのか、その先にあるのは持続可能な薔薇色の未来社会なのか…あるいは、我々を待ち受けているのは更なる人間性の謎、その深淵なのか…そんなテーマに迫るというものだ。

石黒教授のスペシャルセッションでは、教授がジェミノイドHI-4（石黒教授自身のアンドロイド）と対話しながら、アンドロイドと共に暮らす人間の未来の生活に想いを馳せつつ、改めて、「人間とは何か」について洞察する。マツコロイドでも提示された限りない可能性は、更なる深みと現実性を増してセッションが繰り広げられることだろう。

展示コンテンツでは、ジェミノイドHI-4や社会的対話ロボットCommU（コミュー）との対話を楽しむこともできるという。