マイケル・ジャクソン役に白人俳優
Sky Artsが放送するスペシャル・ドラマ『Elizabeth, Michael and Marlon』で、ジョセフ・ファインズがマイケル・ジャクソンを演じることが発表された。
◆マイケル・ジャクソン画像
当然のこと、このキャスティングは物議を醸しており、ファンから驚きや怒りの声が上がっているが、ファインズ自身、抜擢されたことに驚いたそうだ。「僕はロンドン出身の白人の中産階級の人間だ。みんなと同じようにショックを受けている。(マイケルは)間違いなく、問題、色素の問題を抱えていた。僕はそう信じている。彼は多分、僕のカラーに近かったんだろう」と『Entertainment Tonight』に話した。
マイケル自身は、白人が彼を演じることを嫌がっていたようだ。マイケルは1993年、オプラ・ウィンフリーが彼をインタビューした際、ペプシのCMで白人の子供に自身の幼少期を演じさせたがったという噂に対して、「最も馬鹿げていて、ゾッとする話だ」と否定したという。
マイケルは、「馬鹿げている。クレイジーだ。なんで、僕が白人の子供に僕を演じて欲しいと思うんだ? 僕はブラック・アメリカンだ。ブラック・アメリカンであることを誇りに思っている。自分の血筋を誇りに思っている」と話したそうだ。
マイケルの親族は、新ドラマのキャスティングには「ノー・コメント」だが、内容に憤慨しているという。
『Elizabeth, Michael and Marlon』は、アメリカ同時多発テロ事件(2001年9月11日)直後、NYを脱出しようとするエリザベス・テイラー、マイケル・ジャクソン、マーロン・ブランドの架空のロード・トリップをコメディー・タッチで描くという。エリザベス役はストッカード・チャニングが、ブランド役はブライアン・コックスが演じる。
Ako Suzuki
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