【連載】Hiroのもいもいフィンランドvol.23「ミート&グリート事情」
先日Justin Bieberが<PURPOSE WORLD TOUR>で来年秋に来フィンのニュースが流れました。会場はフィンランド室内最大のHartwall Areena!数日後プロモーターがチケット売り上げが好評だったため追加公演を交渉してほしいかどうかをFacebookのそのイベントページでアンケートをとっているのを目にしたので、チケット販売サイトをなにげにのぞいてみました。
発売されて2時間もたってなかったかと思います。どのくらいの勢いで売れたのかはわかりませんが、VIPチケット以外は予約完売になってました。さてどんなVIPチケットがあるのかな?とのぞいてみて、え?ひぃぇーーーーーーーー!!!!とびっくり!3種類あり一番高いVIPチケットのお値段がなんと1844,50ユーロ(約242,800円)!!!これにはステージ前のエリアで観れる、バックステージ案内、そしてミート&グリートでJustinとツーショットのセルフィーが撮れる特典が!もちろん他にもプレミアムツアーメモリーパッケージなるものや、VIP専用入り口などほかの特典もついてますが、私が見た時点ではこの超高いチケット予約完売になってました。今はキャンセルが出たようで購入可能になってます。そして2番目に高いVIPチケットのお値段は854,50ユーロ(約112,500円)。これにはバックステージ案内がついてなく、ミート&グリートでJustinと最小で4~6人のグループ写真が撮れるそう。バックステージとミート&グリートなしの他の特典だけのVIPチケット〈指定席)なら349,50ユーロ(約46000円)。お金さえ払えばJustinとセルフィーが撮れる!この最高額のVIPチケット買う人いったい何人ぐらいいるんでしょうかね?サンタさんにお願いしてもなかなかかなわないですよね。
その点フィンランドのバンドのミート&グリートはほとんどの場合無料です。というか知ってる限り有料のミート&グリートは聞いたことがありません。たいていの場合応募して当選するか、勝ち抜くか。バンドやラジオ局、プロモーターなどのFacebookや最近ではInstagramなどにて告知があります。よくあるのがなぜ自分がそのバンドと会わなければならないのかを書くというもの。応募のコメントを読んでみると、そのバンドやアーティストとの出会いがどんなに自分の人生に影響を与えたかというようなものが多いです。その中からどうやって当選者を選ぶかの基準はわかりませんが、中には写真をシェアして一緒に参加したい人にタグをつけるとか簡単なものもあります。そして当選者にはチケットも一緒についてくる場合も多く、簡単に応募できる場合、チケットプレゼントやってるから応募してみようかと特に大ファンというわけでもない人が当選する場合も以外とあるんじゃないかと思ったり。
先日前回の「Hiroのもいもいフィンランド」でお伝えしたApocalypticaの取材を終えたあと、ドアオープンまで30分ほどあり、そのまま中で待ってていいよといわれ待ってたのでありますが、取材の後バンドはインスタで写真のシェアして当選した人達とのミート&グリートがありました。当選者の人達はミーグリのあと最前真ん中を確保する時間が充分あったのですが、誰も場所確保する人はいなくて、ドアオープンの後入ってきたファンが余裕で真ん中最前獲得できていました。この日、こちらの身内の友達がベルギーのブリュッセルから観に来るということで一緒にいくことに。彼女から最前確保するにはどのくらい前から並べばいいか聞かれたのでありますが、これはバンドにもよるのでわからないけど、そう早く並ばなくても大丈夫かと思うと答えておいたのですが正解でよかった(笑)。(注:日本のバンドが来ると早くから並ぶようではあります。)ライブ当日の夕方あったサイン会のあと、そこで知り合った人達とライブ会場にかけつけたところ、私達が一番手でした。ドアオープンの1時間前ぐらいで並ぶ列は数人増えたぐらい。私は取材で中に入ったのでその後はわかりませんが、ドアオープン後もゆっくりはいって2~3列目ぐらいなら余裕でとれる感じでした。一般的なフィンランド人は中に入ってまず飲むのであります。そして人気バンドでもドアオープン時は観客が少なく感じますが、メインアクトが始まる頃にはいっぱいになってきます。
というわけでフィンランドのバンドのミート&グリートはたいていの場合お金はいりませんが運が必要!お金払えば会えるのとどちらがいいのかはわかりませんが、今回のJustinほどのお値段だと悩む前にまず無理(苦笑)ってファンがほとんどかと。
ミート&グリートではありませんが、フィンランドのバンドの場合、ニューアルバム発売時などに参加無料のサイン会もけっこうあります。たいていの場合発売されたニューアルバムを買う必要もありません。ポストカードが用意されていることも多く、自分でサインしてもらいたい物持参もOK。話もできるし、サインももらえて一緒に写真撮ることも可能です。ただサイン会の告知は間近になってが多いので、バンドやレコード会社のFacebookを要注意!フィンランドに10店舗あるレコードショップLevykauppaÄxで、発売にあわせてアコースティックライブ&サイン会があることもよくあり、ショップのサイト(www.levykauppax.fi/)に告知が記載されてたりします。ただサイトをフィンランド語でみないと告知が載ってなかったりするようなので、アルバム発売にあわせてフィンランドに来る予定があれば要チェック!"Seuraavat tapahtumat"(次のイベント)とかかれてるとこをチェックしてみてください。
もちろんバンドや会場にもよりますが、ライブ後会場内をバンドメンバーが出歩いてることもよくあるので、こちらでライブに行く予定がある方は会場内も要チェック!メンバーが歩いててもフィンランドのファンはきゃーっと騒いだりしないのでよーく見ておく必要があります。こちらに1度観に来るとその後リピーターになるファンも多いのでその点そうなるかもと覚悟を(笑)。幸運を祈っておきます。
さてフィンランド南部は年末とは思えないほど暖かい日が続いていますが、今年も残りわずかになってきました。「Hiroのもいもいフィンランド」読んでくださった皆さんありがとうございます。よいお年をお迎えくださいね。
文:Hiro
写真:Hiromi Usenius
◆【連載】Hiroのもいもいフィンランドまとめページ
この記事の関連情報
全英アルバム・チャート、デヴィッド・ギルモアの最新作『邂逅』が初登場1位
全米アルバム・チャート、サブリナ・カーペンターの『Short n’ Sweet』が2週連続1位
洋楽を身近に感じさせてくれるYouTubeチャンネル「Honey Lyrics」
全英アルバム・チャート、オアシスの『Definitely Maybe』が30年ぶりに1位
全米アルバム・チャート、サブリナ・カーペンターが最新作『Short n' Sweet』で初の1位
全英チャート、サブリナ・カーペンターがアルバム1位とシングル1~3位を独占
全米アルバム・チャート、ポスト・マローン初のカントリー・アルバムが初登場1位
全英アルバム・チャート、ポスト・マローンの最新作『F-1 Trillion』が初登場1位
全米アルバム・チャート、テイラー・スウィフトの最新作が非連続15週目の1位