【冬だ一番MAX祭り! その16】「Never gonna stop it」MVの反省点は「髪の毛を切りすぎたこと(笑)」
デビュー20周年を迎えるMAXが、12月23日に3枚組全45曲入りというボリュームのベスト盤『MAXIMUM PERFECT BEST』をリリースする。ということで、MAXの歴史を本人たちに思う存分語ってもらうこの企画『冬だ一番MAX祭り!』。今回はMAX自ら作詞を手がけた「Never gonna stop it」。
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(16)Never gonna stop it: 2000年2月16日 発売
── 2000年第一弾となったのは「Never gonna stop it」。選曲、作詞を初めてセルフプロデュースした楽曲となりました。
LINA:これはすごい戦ったよ~(笑)。
NANA:「一緒に・・・」はすごくいい結果が出たんです。その当時、日本の音楽シーンに日本語ラップを取り入れたヒップホップやR&Bが出てきていて、女性アーティストで取り入れている人たちがほとんどいなかったので、チャレンジしたいなと思っていたんです。この時期、モーニング娘。さんが全盛期だったので、MAXももっとキャラが強い曲にしたほうがいいんじゃないかっていう意見が周りにあったんですけど、私たちは更にかっこいい曲に挑戦したかったので、どうしてもそこは譲れなくて意見がぶつかったんです。2000年だから、これからの新しいスタートな気がして、どちらも譲らなかったんですよ。でも、そこまで言うならセルフプロデュースでやってみなさいと、売っていくということがどれだけ大変かやってみなさいと事務所が言ってくれたんです。
LINA:ライブも何度も何度も重ねていて、制作にも参加していたので、少しずつ自信もついてきていたんですよね。
NANA:どんどん新しいMAXを見せたいと思っていました。
LINA:いろいろな人たちとの出会いがある中で、いろいろな曲を聴くようになって、こういう曲にも挑戦したいという想いが強くなっていて。
── こうやって聴いてみると聴きやすいR&Bとヒップホップという、時代の音ですよね。
NANA:そうなんです。それで、作詞もしようということになって、その想いにスタッフは賛同してくれたんだよね。
LINA:その時の自分たちの熱い気持ちを詞に乗せようって。
NANA:詞を聴くと突き進んでる感じだよね。
MINA:でも難しかった~。初めてだったもんね。メロディにこの言葉でのせたいんだけど、どうしてものらないとか、言葉数が多すぎるって言われたりとか(笑)。
LINA:すごく勉強になりました。眠れなかったですよ。自分の想いを伝えられない文字数のもどかしさ、「こう伝えたいのになんで伝えられないの! (歌詞が)入らないの!」みたいな(笑)。今でもあの時の挑戦を忘れない自分でいたいという気持ちは刺激になります。
MINA:自分たちの思いは伝えることができたんだけど、セールス的には結果が伴わなかったんだよね。
LINA:でもね、そこは結果じゃなかった。挑戦することに意味があるというか、あの時の気持ちを消したくなかったというか。結果じゃなく次に進むためだったんです。
NANA:いろんな歌番組に出た時、他のアーティストさんから「いい曲だね」って言ってもらえて、MAXってこういうこともするんだっていう手応えがあったので、いろいろな人たちが見てくれているっていうのは嬉しかったですね。
LINA:違うジャンルの人たちから声をかけられるようになったし、音楽的にも輪を拡げたかったのでそういう面ではセールス結果とは違う手応えを感じられました。
NANA:スタッフ的には「一緒・・・」によりも上に行きたかったみたいなんですけど……
LINA:しかし「銀河の誓い」「一緒・・・」から「Never gonna stop it」。この変わりようが凄いよね(笑)。
MINA:よくファンのみんなが付いて来てくれたよ(笑)。
NANA:ひとつ反省があるのは髪の毛を切りすぎたこと(笑)。「Never gonna stop it」ミュージックビデオを見ると、ほぼスポーツ刈りに近いくらい。ちょっと熱くなりすぎたのかもしれない(笑)。
LINA:男性には不評だったよね。
NANA:超不評!
MINA:女子はみんな好きで可愛いって言ってたんだけど。
NANA:この時は気に入ってますよ? でも今見るとちょっと切りすぎたなって(笑)。男性ファンが減った(笑)。
LINA:2000年っていうのが何かと刺激されたよね(笑)。
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MAX「MAXIMUM PERFECT BEST」スペシャルイベント日程
MAXスペシャルイベント(ミニライブ&握手会)
埼玉 レイクタウン越谷kaze 光の広場 1st 12:00~ 2nd 15:00~