【冬だ一番MAX祭り! その7】MAXは打ち上げが激しかった。「ライブの後もカラオケ行ってクラブ行って。」
デビュー20周年を迎えるMAXが、12月23日に3枚組全45曲入りというボリュームのベスト盤『MAXIMUM PERFECT BEST』をリリースする。ということで、MAXの歴史を本人たちに思う存分語ってもらうこの企画『冬だ一番MAX祭り!』。今回は「Love is Dreaming」。
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(7)「Love is Dreaming」1997年7月30日発売
── 7枚目「Love is Dreaming」もR&B調の楽曲でリリースになっています。
LINA:これもかっこよかった~。
MINA:振り付けもね。「Give me a Shake」は割とシンプルで、みんなも一緒にできるようなのダンスなんですけど、「Love is Dreaming」は一気にパフォーマンスに力を入れましたね。
NANA:最初の英語のラップ調なのが初めてだったので、「うわかっこいい! しびれる~!」と思って、初めて聴いた時に、自分たちでこれを私たちがやるんだ! っていう喜びを感じました。
MINA:時代的にラップも流行ってきたんだよね。本当に時代に沿った楽曲だったよね。
LINA:こういう曲をやりたい思いがありつつ、でもまだ自分のレベルがそこに到達できていなくて、レコーディングの時はすごく泣かされながら頑張りました。すんなり歌えなくて、ボーカル的にも日々勉強でしたね。
NANA:もっとかっこよくなりたいっていう悩みも増えてきたよね。
LINA:目標がどんどん高くなって、この頃には1stツアー経験して、自分にもグループにも欲が出てきている時だったので。
── 見せ方も最初と比べたらもう全然違いますしね。
MINA:「Love is Dreaming」はカップリングの「Wonderland」も本当にかっこよくて、このシングルはすごく好きです。
NANA:この頃は、動画共有サイトとか無いので、MTVをいっぱい見て研究しました。日本の女の子グループでこういうことをやっている人がいなかったから、MTVしか見るものがなくてね。
LINA:自分の思うとおりに出来ないと悔しいから、裏でコソコソって泣いたりすることもたくさんあって、だからこそまた頑張ろうっていう気持ちも大きくなったり。
── 目標というか目指すものが明確になってきたということですかね。
NANA:楽曲のほうが大人っぽく歌いまわしも難しかったから、そこに追いつくのも大変だったよね。
LINA:こうじゃなきゃっていう描いているものが強かったよね。ちょっと衣装が気に入らなかったら……ちょっと機嫌が悪くなるというか(笑)、受け入れるっていう態勢がまだなくて、今だったらイメージしているものとは違うけど、こうやったら自分っぽくなるかもなっていう軌道修正の仕方はあるんだけど、この時は思っているものが来なかったら、もう機嫌が悪くなるっていう(笑)。ヘアがキマらないとか(笑)。
── スターが通る道ですかね(笑)。
NANA:今思えば、ああ、尖ってたなって思います(笑)。
LINA:その時は隠せてると思ってるんですけど、周りの大人には見破られていて、あの時はこうだったよねって今いっぱい言われるんですよ。
MINA:ごめんなさい、今謝ってます(笑)。
LINA:本当に怖かったとか、朝早い時は機嫌が悪いよね、とかね。
NANA:でも早かったよね、尖るの。まだ七枚目だけど(笑)。
── それだけ順調に人気が飛躍的に伸びていたということですね。
LINA:そう思うと順調だったかも。
NANA:初めてツアーをやりますって言われた時に、どこでだろうって思ったら、日程の中に武道館があるんですよ。嘘だよ! って言って。まだヴェルファーレでしかやったことなかったから。
── え、ヴェルファーレでしかやったことなかったんですか?
MINA:ちょっとイベントとかで大きな会場に出たことはあるんですけどね。
── SUPER MONKEY'Sではスタジアムでやってるので慣れてはいたと思うんですけど単独での大きな会場は違いますか。
MINA:やっぱり自分たちの名前でっていうのは全然違いますよ。
NANA:ちょっと責任感というものも出てきて、四人で繰り広げる武道館でのあの大きなステージというのは、今DVDを観ても緊張感あるし。一番成長する時だったね。まだアルバム一枚しか出してないから曲数が少なくて、シュープリームスのカバーをすることになって、それぞれのソロも入れて歌いましたね。