音楽と味覚のふし~ぎな関係
オックスフォード大学の心理学者が、音楽と味覚の関係を調査。食事中、どんなジャンルの音楽を聴くかで、辛さの感じ方などが変わってくるのがわかったという。
オックスフォード大学のCrossmodal Research Laboratoryの責任者で実験心理学のチャールズ・スペンス教授は、700人の志願者に、様々なタイプの料理をテイクアウトし、6つのジャンルの音楽を聴きながら食べ比べてもらったそうだ。
その結果、音楽と料理それぞれのジャンルに相性の良し悪しがあることがわかったという。
スペンス教授によると、アークティック・モンキーズやクイーン、ガンズ・アンド・ローゼズ、ブルース・スプリングスティーンなどのロック・ミュージックはインド料理と、ジャズは寿司と、クラシック音楽はイタリア料理(パスタ)と、エド・シーランやテイラー・スウィフトなどのポップ・ミュージックは中華料理と1番マッチし、ヒップホップやR&Bはどの種の料理にも大した変化をもたらさなかったそうだ。
ロック音楽を聴きながらインド料理を食べると、ジャズを聴きながら食べたときに比べ、4%辛く感じるようになるらしい。
スペンス教授は、「我々の大半は、味覚、嗅覚、視覚を通じ食事を体験すると信じているが、このリサーチにより、バックグラウンドで流れている音楽も影響を及ぼすことがわかった」と、『Sunday Times』紙に話している。
彼いわく、この調査に協力したフーズ・デリバリーの総合サイトJust Eatは「料理と一緒にCDを提供することを真剣に考えている」そうだ。
スペンス教授はこれまでに、ワインと音楽の相性、音楽が料理中のシェフに与える影響なども研究してきた。
Ako Suzuki
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