ジョン・レノン、50年間行方不明だったギターが史上最高値で落札

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ジョン・レノンがザ・ビートルズの「Love Me Do」や「P.S. I Love You」をレコーディングする際に使用し、その後紛失したアコースティック・ギターGibson J-160E 1962年型が、土曜日(11月7日)LAで開かれたオークションで241万ドル(約3億円)で落札された。

2013年に落札されたボブ・ディランのギター(1965年Newport Folk Festivalで使用したフェンダー・ストラトキャスター)の96万5,000ドル(当時約1億円)を上回り、ロック史上最も高い値をつけた。

レノンはこのギターを1962年9月にリバプールの楽器店Rushworth's Music Houseで購入。以降、1963年12月ロンドンで開かれたクリスマス公演で紛失するまで愛用していた。「She Loves You」や「Please Please Me」「All My Loving」を作るときにも使ったといわれている。

以来、50年以上行方がわからなかったが、最近になって、米在住のアマチュア・ギタリストが1970年代に中古店で200ドル(約2万5,000円)ほどで購入し放っていたものが、そのギターであることが判明した。

オークションを開催したJulien's Auctionsは、60~80万ドル(約7,500万~1億円)の値がつくのではないかと推測していたが、大幅に上回った。収益の半分は、ジョンとヨーコ・オノが設立したチャリティー団体Spirit Foundationへ寄付されるという。

Ako Suzuki
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