℃-uteのライブに吉田沙保里ら登場。金メダルに大興奮。「舞美ちゃん絶対落とさないでよ!」

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10月31日、名古屋の日本特殊陶業市民会館での℃-uteのコンサートに、日本女子レスリングの川井梨紗子選手、登坂絵莉選手、土性沙羅選手、吉田沙保里の4選手がスペシャルゲストとして登場した。

◆℃-ute×日本女子レスリング4選手 画像

この模様をオフィシャルから届いたレポートで紹介する。

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この日のコンサートのアンコール。10月28日発売したばかりのシングルで、日本レスリング協会公認の応援ソングである「嵐を起こすんだExciting Fight!」を歌い終えたところで、リーダーの矢島舞美が、「今日はなんと、スペシャルゲストが来てくれています! 先月ラスベガスで行なわれたレスリングの世界選手権のメダリストの方々です。」とサプライズを発表する。会場から大きな歓声と拍手が起こる中、4名の選手がステージに現れた。

今回の両A面シングルの2曲ともが日本レスリング協会公認ソングということもあり、今夏、選手が合宿をしていた新潟まで足を運び、練習を見学した℃-ute。トークではその時のエピソードが語られると同時に、過酷な練習風景の写真が会場のスクリーンに映し出された。急な坂道を鈴木愛理を負ぶりながら足腰に負荷をかけて登るトレーニングをしたという吉田選手は、「可愛かったね~愛理ちゃん、本当に。軽くて乗ったか乗ってないかわからくて。」と、愛おしく感じた鈴木に優しい眼差しでコメント。

また、吉田選手は先日、名古屋で行なわれた℃-uteの新曲発売イベントにプライベートで訪れ、CDを自ら3枚購入したというエピソードも明かし、会場からどよめきと拍手が起こった。

最後は、矢島から「せっかく来て頂いたので、一緒に歌って頂いてもいいですか?」という問いかけで、日本レスリング協会公認 選手団讃歌「ありがとう~無限のエール~」を℃-uteと選手の9人で合唱。この日の演出として、サビのパートでは吉田選手のソロのパートも組み込まれたほか、振り付けやフォーメーションでは選手も一緒にパフォーマンスを行なうなどして、特別なステージとなった。

なおこの日本レスリング協会公認ソング2曲の詞については、℃-uteと日本レスリング協会の両者の持つイメージが着地するまで、こと細かく修正され、歌い直しては書き直すという試行錯誤が繰り返された。その結果、強いメッセージが込められた楽曲に仕上がっている。

また、ミュージックビデオには、合宿中の選手の練習風景も差し込まれており、選手団讃歌/応援ソングとして℃-uteと日本レスリング協会とのコラボレーションが打ち出されてもいる。

「私たちは℃-uteとして11年目の活動をむかえているんですけど、それよりももっと努力している方たちを見ると、私たちはまだまだ頑張らなくちゃいけないんだなっていう気持ちがいっぱい出てきたし、いつもツライなと思っていた腹筋なんて比にならないくらい、レスリングの皆さんは一つ一つのトレーニングを頑張っていて、本当にいい刺激になりました。このタイミングでレスリングの皆さんと関われて私たちのためになったし、私たちが曲を歌うことでちょっとでもレスリングの皆さんと、そして今いろんなことに向けて頑張っている方に向けて、この歌を届けられたらいいなと思います!」── 岡井千聖

「選手の皆さんからたくさんのエールをもらったので、私たちもアイドルとしての金メダルをとれるように頑張っていきたいと思いますので、みなさんこれからも応援宜しくお願い致します。」── 矢島舞美


本公演を終えた後、スペシャルゲスト出演した4選手は、今回、℃-uteと一緒にステージに立った感想を以下のように語った。

「今日こうやって一緒にやれてよかったって私たちも光栄に思いますし、℃-uteのみなさんが十日町(新潟)まで合宿に参加して下さって、そして知り合ったからこそこうやって一体感や楽しいライブが出来たんじゃないかなと思います。来年私たちはリオがありますので、皆さんの応援で私たちもオリンピックに向けて、また一から頑張れるなって強いエールを頂きました。」── 吉田沙保里

「私たちはレスリングの練習がほとんどで、他の分野の方々と関わることが殆どないのですが、他の違う分野の方が頑張っているというのを目の当たりにして、本当にすごいなと思いましたし、またもっと自分たちも頑張ろうって気持ちになれました。今日一緒にステージに上がらせて頂いて、すごい緊張したんですけど、こういった貴重な経験がまたオリンピックでも強い心で動揺せずに臨めると思うので、本当に今日は貴重な経験をさせて頂いてありがとうござました。」── 登坂絵莉

「緊張したんですけど、すごい楽しくて℃-uteのファンになりました。またすることの出来ない経験だったので、すごい嬉しかったです。これからももっと頑張ろうっていう刺激にもなりました。」── 川井梨紗子

「ステージで一緒に楽しく歌うことが出来て、緊張もしたんですけど、すごくいい経験ができたと思っています。オリンピックもあるので、金メダル目指して頑張ろうと思いました。」── 土性沙羅

なお、吉田選手はリハーサルよりも本番の方が最高のパフォーマンスができたとの手ごたえを実感。それに対して岡井も「リハーサルで初めて歌声を聴いたんですけど、その時よりも本番の方が本当に綺麗な歌声だったので、やっぱり世界の方は違うと思いました。」と、改めてメダリストの本番の強さを目の当たりにした様子。また、「吉田選手の今日のパフォーマンスは何メダル?」という質問に、℃-uteメンバー声を合わせて、「金メダル!」と答えると吉田選手も満面の笑み。鈴木が「試合時に活躍されている時は本当に力強いイメージがあるのに、私たち以上に可愛い歌声を持っていらっしゃって、私ももっと可愛く歌わなきゃって思いました。一緒に歌っていた時の眼差しもすごく強くて。」と話すと、すかさず吉田選手がレスリングのポーズを構えながら、「目力出ちゃいました? 人と目を合わせるとビーム出ちゃうんですよね。」と、日頃のレスリングの癖で相手と向き合う時、目力が入ってしまうというコメントで笑いを誘った。

最後に吉田選手から、見せたいものがあって持ってきたという発言とともに、取り出されたのが金メダル。これにはメンバーも大興奮。「うぉー!!!」「すごい!!」「地球よりも重い!」「一生触れないかと思った」「感動!」「舞美ちゃん絶対落とさないでよ!」などと口々に発し、初めて生で見る金メダルを恐る恐る手に持ち、その重みを実感。これからもレスリングを応援するという力強いエールを送った℃-uteだった。

なお、開催中の℃-uteのコンサートツアーは11月28日まで行なわれる。

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