【ライブレポート】Kra、Mix Speaker’s,Inc.との共演は“5年越し”

10月18日、Kraが主催する＜Kra EVENT TOUR 2015 [ベツノモノガタリ]＞が、神奈川・新横浜NEW SIDE BEACH!!よりスタートした。本ツアーはワンマンツアー＜Kra TOUR 2015 [ツギノモノガタリ]＞と平行して開催されているものである。

◆ライブ画像

オフィシャルから届いたレポートを掲載する。

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この日はKraとMix Speaker’s,Inc.が出演。お互いに交流があったにも関わらず共演が叶わずにいたが、この日ついに5年越しの想いが実現したという。

トップバッターは、Mix Speaker's,Inc.だ。荘厳な雰囲気のSEが流れると1人ずつステージへと登場し、メロディアスな「Shiny tale」にのせて一気に客席を彼らの世界へと誘う。「Side trip Killer rose」では、タンバリンを使って曲に合わせてリズムを奏で、客席も呼応するかのようにタンバリンを一心不乱に刻む。

最初のMCでseek（Ba）がKraとの初めての出会いを語っている途中、ベース本体のトラブルに見舞われたが、AYA（G）がseekに代わりベースを修理するという見事なチームワークを見せた。ライブはナマモノというが、そういう時こそ客席のテンションが異様なまでに上がったりするものだ。

NIKA（Vo）とMIKI（Vo）が、LEDの仕込まれた黒マントに身を包み、真っ暗なステージに登場し独自の振り付けを披露し、さらに扇子やペンライトなど様々なアイテムを駆使して演出を盛り上げる。「SCREAM go AROUND」ではKraのメンバー全員がステージに上がり彼らと共に客席をこれでもかと煽りまくる。2マンならではの、普段見ることの出来ないコラボレーションが早くも披露され、まだまだ何か起こりそうな予感を残したままMix Speaker's,Inc.の“舞台”は幕を閉じた。

続いてKraが登場。ニューアルバム『次の物語』のリリースから間もないこともあり、「予感～album remix ver.～」「サイレントサーカス」など、新曲が散りばめた構成で攻めてきた。

今回も、ファンにはお馴染みの“長いMCタイム”を持ち時間のギリギリまで喋りつくしたかと思えば「会いたい理由」「雨に唄えば」をじっくりと聴かせ、一気に彼らの世界に客席の全てを心酔させる辺りはさすがだ。そのまま間髪入れずに「不思議な世界からの招待状」「嘘つき」「artman」などを立て続けに披露し、客席の熱狂を加速させる。

アンコールではMix Speaker's,Inc.のNIKAとMIKIの2人がステージに上がりKraと一緒に「空中ブランコ」を披露。特にNIKAは振り付けもバッチリで、双方のバンドとも何か仕込んでくる辺りも今後のツアーの見どころのひとつだろう。

本ツアーで、Kraは前半5公演をMix Speaker’s,Inc.との2マンライブ、後半2公演は事務所の先輩であるNAOKIとやまぴかりゃーとの3マンライブとしてまわる予定となっている。今回このイベントに出演するアーティスト達の心意気とあくなき探究心を、ぜひその目で見届けてほしい。