吉井和哉、カヴァー第2弾はオジー・オズボーン、松山千春、ゴダイゴにチャレンジ

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吉井和哉が12月9日に、カヴァーアルバムシリーズ第2弾となる作品『ヨジー・カズボーン~裏切リノ街~』をリリースすることがアナウンスされた。

昨年2014年11月、自身が幼少期に影響を受けた日本の昭和歌謡~ポップス楽曲をカヴァーしたキャリア初のカヴァーアルバム「ヨシー・ファンクJr.~此レガ原点!!~」を発売した吉井和哉。それから約1年後、この第2弾が発売される。

今作は、第1弾のテーマであった“幼少期”から成長し、“青年時代”の吉井和哉が影響を受けた様々なジャンルの楽曲にチャレンジ。前作同様、アルバム全体を1つの曲がオープニングとエンディングで包み込むという形態をとり、その曲をアルバムタイトルに紐付けている。そしてその曲が、世界的なヘヴィメタルのアイコンであるオジー・オズボーンの代表曲「MR.CROWLEY」であるという意表を突く展開にまずは驚かされるだろう。アルバムタイトルも、吉井和哉らしい遊び心で「ヨジー・カズボーン~裏切リノ街~」と命名されている。

カヴァー曲の中で興味深いのは、ティーンネイジャーの頃、“アーグ・ポリス”という静岡のジャパニーズメタルバンドでベースを担当していたという吉井和哉のハードロック~ヘヴィメタル的側面を打ち出した楽曲たちだ。サブラベルズやACTION!という、当時のコアなジャパニーズメタルバンドのカヴァー、そして日本のハードロックの草分けであるレイジーのヒット曲「赤頭巾ちゃん御用心」のカヴァーという、これまではっきりとは出してこなかった吉井和哉のハードロック~ヘヴィメタル的ルーツが明かされている。

またこの作品には、70年代~80年代の日本の歌謡曲~ポップスの名曲の数々も収められる。森田公一とトップギャラン「青春時代」、サーカス「Mr.サマータイム」、久保田早紀「異邦人」、ゴダイゴ「ガンダーラ」、松山千春「長い夜」など、世代を越えて受け継がれる名曲の数々を、吉井和哉がどのように歌い上げるか期待が高まる。

そして、前回に引き続き登場するのは、日本の歌謡界の女王、美空ひばりの楽曲だ。今回は、あらためて深いリスペクトを表明するかのように、「リンゴ追分」のカヴァーを行っている。

と、全10曲で構成されたカヴァーアルバム第2弾『ヨジー・カズボーン~裏切リノ街~』は、前回よりもさらに自由な発想のもと取り組まれた模様。そして今回も、CDと同時にアナログが発売される。アナログには、アルバム全曲の音源がダウンロードできる「ミュージックコネクティングカード」も封入されるようだ。今作のジャケットや、新たなアーティストイメージなどは後日発表される予定なので、続報も楽しみに待とう。

アルバム『ヨジー・カズボーン~裏切リノ街~』

2015年12月09日(水)発売
■CD
COCP-39346 ¥3,000+税
■LP(初回生産限定)
COZA-1128~9 ¥4,200+税
※アルバム全曲音源がダウンロードできる「ミュージックコネクティングカード」封入

[収録楽曲]※年代順(収録曲順は後日公表)
「リンゴ追分」 美空ひばり (1952年)
「青春時代」 森田公一とトップギャラン (1976年)
「ガンダーラ」 ゴダイゴ (1978年)
「Mr. サマータイム(UNE BELLE HISTOIRE)」 サーカス (1978年)
「赤頭巾ちゃん御用心」 レイジー (1978年)
「異邦人」 久保田早紀 (1979年)
「MR.CROWLEY」 オジー・オズボーン(1980年)
「長い夜」 松山千春 (1981年)
「HELL’S RIDER」 サブラベルズ (1983年)
「ACTION! 100,000VOLT」 ACTION! (1984年)
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