【イベントレポート】me-me*から藤北彩香が卒業。「me-me*でいれた時間、私はとても幸せでした」
一方、「えっと……少し? 肌寒くなってきま……した……ねぇ?」という冒頭のたどたどしさや、自分にスポットが当てられることへの居心地の悪さを全面に押し出していくスタイルなどなど、実に“あ~にゃんらしい”藤北彩香による答辞。「me-me*として過ごした月日は、5年間のAV女優としての中で、もっとも濃い時間だったなと、今となっては思います。」という藤北は、最後ということで、自分から見たメンバーについて話し始める。
「Maikaちゃん。私の第一印象どおりの真面目で厳しくて、やさしさを持っている、そんなリーダーでした。できるだけマイナスな言葉を言わない。どうせ口にするなら綺麗な言葉を。そんな感じのリーダーなので、私とは真逆で、ドSであるけれど、メンバーでは一番女性らしい、そんな人です。でも、頑固。個人的にはイメチェンしてからのリーダーの外見が好きです。好みです。」
「次にかみしぉ。かみしぉは……なんだろうな、説明しにくいです。コアラのように繊細です。性格不器用さんな、そんな気もしなくもないけど、そういうところも含めて、見ていると……面白いです。ドギマギしてるところとか、ハッと気づいた時の顔が、可愛いと私は思います。me-me*で一番気つかいな、やさしいコアラさんです。」
「るーちゃんは、とにかく頑張り屋さんかな。言われたこと以上のことをこなしているイメージです。かわいいはもちろんなんだけど、陰で人一倍頑張っているところが好きだなって思います。メンバーの誰よりも可愛らしくて、実は誰よりもお姉さんなところを持っている娘だと思います。」
「波多野は、仲良すぎて、褒めるところとかがよくわからないです(笑)。裏表のないタイプかな。あと、心配性。要するにやさしいです。いじられやすいけど、性格の良さが出ているゆえなんだろうなって思います。嘘もつけないですしね。そして、私のAV女優としての半分以上の時間を支えてくれた人でした。守ってくれてありがとう。」
「me-mer*さん。みなさんが支えてくださったのが、一番の支えだったと思います。変わらないどころか、重ねるごとにたくさんの好きとやさしさをくださったこと、えっと、本当にありがとうございました。」
今日は最後まで泣かないと決めたという藤北が、笑いを挟みながら、涙をこらえての言葉の数々。マイクを向けていた佳苗るかも思わず涙を光らせ、Maika、波多野結衣にいたっては涙腺崩壊。
そしてAIJがオリジナルソング「そのまま ~Just the way you are~」、残されたme-me*4人から、神咲詩織のピアノ伴奏による「道」(EXILEのカバー)と「18か月」(Maikaと神咲詩織のユニットsolunaのオリジナル曲)の2曲がプレゼントされる。会場では藤北が加入してからこれまでの模様を記録した写真の数々が映し出される。懐かしい思い出の数々にして、これまたあえて“あ~にゃん”らしい写真セレクトの連続で、「なかなかに写真がヤバい! いいのだけ厳選してほしかった(笑)」と、瞳を潤ませた本人からも笑いが溢れる。
さらに、<me-me* Love Night>トークコーナーで司会を務めているカジ(元さくらんぼブービー)から花束の贈呈。まさかのスーツ姿にme-me*メンバー、「すべてはカジのために」Tシャツで式に参列したカジヲタも驚きを隠せない。
「藤北さんとは3年前、ニコ生の『みんなのおもちゃ』で初めてお会いしまして、3年一緒にいまして、そしてme-me*で1年間、ここでMCをやらせていただいて。まぁ、昔は「この娘大丈夫かな」って思っていたんですが、me-me*で活動しているあ~にゃんを見ていて、じょじょに成長していってるなぁ、って。でもなんか僕的には、すごくこのme-me*というものが、あ~にゃんの今後の人生において、何か困ったときとか、辛かった時とか、me-me*のことを思い出して、この先に人生、楽しく過ごせていけるのではないかな、と。これからも、この先の人生、楽しんでください。」── カジ
ファンからも抱えきれないほどのプレゼントが送られた藤北は、最後にみんなにメッセージを。
「こんなにたくさんの方に、卒業を見守っていただいてというか、卒業式だからということで、きていただいて、本当にありがとうございました。何度もウルっときたんですけど、まだちょっと違うかな、と。辛かったという思い出よりも楽しい思い出のほうが多かったので、写真見ながら笑っちゃって感動が薄れてしまった可能性がみなさんあると思うんですけど(笑)。人生の中でいったら、すごい短い時間ではあったんですけど、一生忘れないだろうなって思うくらい怒られたし、褒められることのほうが珍しいくらい。こんなに怒られるかってくらい、Mary先生と、たまーにMaikaちゃんと……あと、(マネージャーの)今泉さんに。怒られてばかりなんですけど、そんなに怒ってもらえることも大人になったら少なくなる中で、me-me*に入ったからそういう経験ができたんだなーって、今日来るタクシーの中で物思いにふけっていたんですけど、そしたら1本道路を間違えられて、入る時にすごい全速力で走ってきたら、(マネージャーの)高野さんに撮られるわ、みんなに笑われるわ。「卒業式まで遅刻すんなよ」みたいな(笑)。本当に、ありがとうございました、しか言えないのですが、このme-me*でいれた時間、私はとても幸せだったなって、本当に思います。みなさん最後まで本当にありがとうございました。」── 藤北彩香(me-me*)
最後は、集まったファンからの「やっぱme-me*だね!」「やっぱ藤北彩香だね!」の大歓声と温かい拍手で藤北彩香を送り出す。涙、涙の、というよりも笑いが随所に散りばめた、いかにも藤北彩香らしい卒業式だった。
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涙で崩れたメイクを直すための長めのインターバルがとられたのちに始まった第二部のライブでは、卒業式を終えた藤北が最前列でme-me*のステージを鑑賞。亡きDJ Deckstreamがme-me*のために残したオープニングSEが鳴り響く中、4人は藤北との思い出を語りつつ、「WOMAN」「DEVILOVE」など、セクシーアイドルシーンNo.1との高い評価を受けているパフォーマンススキルで熱いライブを展開。ラストソングとなった「ら・ら・ら」では、藤北も参加して、最後となるme-me*5人(+キレパンダ、AIJ、カジ)でのパフォーマンスを披露した。
なお、me-me*は隔週金曜日にShowroomにて『me-me*のヨルトモ』を放送中( https://www.showroom-live.com/me-me )。次回の番組は10月2日夜19時から。
text and photo by ytsuji a.k.a.編集部(つ)
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