【ライブレポート】ななみ、ヘッドホンで聴く“サイレントストリートライブ”開催

ななみが、9月10日JR桜木町駅東口にて＜NANAMI SILENT STREETLIVE　in Sakuragicho＞を行なった。今回のライブは観客がヘッドホンを装着して曲を聴くという“サイレントライブ”だ。

◆ななみ ライブ画像

オフィシャルから届いたレポートを掲載する。

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2015年5月に1stアルバムをリリース、そしてそれに続く作品として11月11日にミニアルバム『Lovin’ you あなたと繋がる6つの方法』を発売することを発表したばかりのシンガソングライター ななみが、今までのストリートライブの概念を変える新しい活動を始めようとしている。

9月10日、JR桜木町駅の東口広場に透明なキューブ型のアクリルケースが突如出現。まるでショーケースに閉じ込められたような状態でななみはギターをかき鳴らし歌い出した。

街の騒音によりキューブの中で歌う彼女の歌はかき消されてしまうのだが、ヘッドフォンを付けるとパワフルな彼女の歌がダイレクトに聴こえてくる。それはまさに21世紀のストリートライブと言っても過言ではない。偶然通りすがった聴衆たちも、「ヘッドフォンで密封されるので普通のストリートライブとは違って街の騒音がなく、集中して音楽の世界に浸れる」と好評のようだった。

ストリートライブと言えば、街中や駅周辺でゲリラ的に行なうライブのことを指すが、騒音問題などを理由に警察が来て演奏を中止させられている風景を見たことがある人も多いのではないだろうか。ななみ自身も、現在ストリートライブを全国各地で行なう中でストリートライブならではの制約を感じ、いろいろと模索したという。こういった“サイレントライブ”は海外のクラブシーンなどで一時話題になったようだが、シンガーソングライターがストリートで開催するのは初めてのこと。ななみらしい生のライブとテクノロジーを生かした新しい挑戦と言えるだろう。

ライブ終了後、ななみは「ヘッドフォンを通じて私の心とみんなの心が繋がった気がした」とそっと語った。