bloodthirsty butchers×石井岳龍監督×染谷将太による映画『ソレダケ / that’s it』、モントリオール世界映画祭で上映へ

『狂い咲きサンダーロード』『爆裂都市 BURST CITY』などの石井岳龍監督（ex石井聰亙）が、bloodthirsty butchersのリーダー、故・吉村秀樹からの熱烈なラブコールのもと完成させた、染谷将太、水野絵梨奈、渋川清彦、村上淳、綾野剛らによる映画『ソレダケ/that’s it』の海外での上映が決定した。

◆映画『ソレダケ/that’s it』 画像

本作は5月27日の公開以来、新宿では劇場スタッフの凄絶な愛情に支えられ、シネマート新宿→テアトル新宿という通常ではあり得ないライバル2劇場の黄金リレーが実現。10週ロングランを記録し、今月からは全国各地で復活ロードショーが始まる。

そんな中、海外の石井聰亙ファン待望の海外上映が決定した。この度決定したのは、8月27日～9月7日にかけてカナダ・モントリオールで行われる第39回モントリオール世界映画祭・フォーカス・オン・ワールド・シネマ部門における上映。さらに、9月24日～9月27日にオランダ・ロッテルダムで開かれるベネルクス（ベルギー、オランダ、ルクセンブルク）最大の日本映画祭 カメラジャパン・フェスティバルでは25日と26日に上映される。

本作は、石井監督にとって『ELECTRIC DRAGON 80000V』（01年）以来、実に14年ぶりとなったロック映画である。30年近い活動歴で日本のオルタナティブロックの最前線を突き進んだbloodthirsty butchersの音楽とともに、海外ではどのように受け止められるのか。他にも上映調整中の映画祭も控えており、日本での復活上映同様、海外での状況にも注目していきたい。