ザ・ビートルズ、初のレコード契約書がオークションに出品
ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、ピート・ベストが初めて交わしたレコード契約書がオークションに出品される。ドイツでトニー・シェリダンのバックで演奏していたときのもので、ザ・ビートルズ名義ではないが、彼らにとって初のレコード契約となった。
◆レコード契約書画像
4人は1961年にハンブルグで署名。ジョン・レノンは“JW Lennon”、ポール・マッカートニーは“James Paul McCartney”とサインしている。この契約により、トニー・シェリダン&ザ・ビート・ブラザーズ名義の「My Bonnie」など、いわゆる“ザ・ビートルズのポリドール・セッション”が録音/リリースされた。ザ・ビートルズのメンバーにはそれぞれ20ドルずつ支払われたそうだ。
バック・バンドの名前はレコード会社(ドイツ・ポリドール)に決定権があり、ザ・ビートルズは認められなかったという。契約書はすべてドイツ語で書かれており、メンバーはその内容のほとんどを理解できなかったが、大手レコード会社のもとプロフェッショナルなレコーディングができるということを重要視したと伝えられている。
契約書は、ドイツのグラフィック・デザイナーでビートルマニアのUwe Blaschke氏が所有していたもの。Heritage Auctionsが9月19日にNYで開くオークションに出品される。予想落札価格は15万ドル(約1,864万円)だという。
Ako Suzuki
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