【イベントレポート】アンジュルム 和田彩花、ホールツアー決定を報告。みんなの喜ぶ顔に涙

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アンジュルムが、19枚目となるシングル「七転び八起き/臥薪嘗胆/魔法使いサリー」のリリースイベントを7月22日、東京ドームシティ ラクーアガーデンステージにて開催した。イベントでは、この秋に4年ぶりとなるホールツアー開催をリーダーの和田彩花が報告するも、自身にとってずっと念願だったこのツアーの開催決定ということ、そして集まった約1000人のファンの喜ぶ顔を前にして思わず涙する一幕も見られた。

◆アンジュルム「七転び八起き/臥薪嘗胆/魔法使いサリー」リリースイベント 画像

「えっとですね、もう知っている方もいらっしゃるかと思うんですけども……。」

ライブ終盤。そういって、和田彩花は会場を見回す。もちろん大多数のファンにはすでに情報が回っており、誰もが和田からの報告、その言葉を嬉しそうな顔をしていて待ち望んでいたことだろう。いくつものそんな顔を目にした和田彩花。次の瞬間、彼女の瞳にはみるみるうちに涙が溢れてくる。

「私たちの、コンサートホールツアーをやらせていただけることになりました。」

観客の大歓声の中で、和田は思わず感極まる。そして瞳を潤ませた理由を「みんな知ってて嬉しそうだなって思って。」と説明し、「やっとできたね、よかったね。4年ぶりですね。」と、ファンひとりひとりに話しかけているように観客に言葉を投げかける。竹内朱莉と田村芽実は「正式なメンバーになってからは初です。」と、3期メンバーだけでなく2期メンバーにとっても、アンジュルム(当時はスマイレージ)の正規メンバーになって初のホールツアーであることを明かす。


そして和田は、アンジュルムのリーダーとしてずっと抱え込んでいたであろう、ホールツアー決定までの心境を語る。

「本当によかったですよ。すごく嬉しいです。武道館もやらせていただいたけど、私的にはホールツアーのほうがすごくやりたくて。(事務所の大人の人たちに)言っても言ってもやらせてもらえない……。でもほかのグループの話を聞いてると悲しくなってきて、ホールツアーやってるなって思って。でも、やっとなんか、ホールツアーできるなって思って、すごい嬉しいです。」

最後のほうは言葉にならないくらいに号泣してしまう和田。ファンなら知っているとおり、彼女は、嬉しいことがあっても、悲しいことがあっても滅多に涙を見せることがない(スマイレージという旧グループ名のように、彼女はどんな時も笑顔を見せ続けた)。そんな和田が、ファンのみんなが嬉しそうにしている姿を目の当たりにして、思わず涙した瞬間だった(もちろんMC中盤以降は、悔しい気持ちを含んだ様々な感情で気持ちが昂ってしまったわけだが)。

そして、ほかのどのメンバーよりも和田と臥薪嘗胆の日々を過ごしてきた福田花音。彼女は、涙で声を震わせる和田の肩にそっと手を乗せ、気持ちを落ち着かせるかのように頭を優しく撫でるのだった。

アンジュルムのホールツアーは、11月14日のサンシティ越谷(埼玉)を皮切りに、名古屋と大阪の3カ所4公演で開催。地元・埼玉でのホール公演について福田花音は「死ぬまでにやりたかったわけ。埼玉のホールツアーを。滑り込み。10日前くらいだからね、卒業の。」と、胸をなでおろしていた。
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